疑似コロナ顛末の記 丸木英朗(86歳)、ノースヨーク
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50年!メーリングリストの人気者丸木さんの癌闘病記は、何度かBLOGに掲載させて貰っていますが、今回掲題の≪疑似コロナ顛末記≫として纏めて居られますので40年!!ホームページに掲載して置きます。昨年9月に入院悪性リンパ腫甲状腺癌と診断されて以来毎月2日間やってたキモテラピア(化学療法)も先月で終了し、体重は80キロまで回復しているとの事、もう大丈夫、毎日50年!に色々書き込んで呉れています。トロント日系文化協会の月刊誌に投稿しておられる記事を残して置きます。写真は、お馴染みの丸木さんの世界選手権の銀メダル取得のガッツポーズですが、来年こそは日本で金メダル獲得、世界1になるぞとの夢を捨てて居ないようです。頑張って実現させて下さい。 |
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3ヶ月ぶりでブラジルから3月にカナダに 帰って来てからコロナ騒ぎでプールが閉鎖 され泳げなくなって以来、今まで毎日五千メ ートル泳いでた日常と異なり運動不足により 不眠症になりました。日本に行く度に買って 帰ってた積ん読?の本を読み漁り3ヶ月ほど で10キロ以上痩せてしまいました。7月にコミュニティーセンターのアウトドア プール がオープンしたので四人限定の午前中のレ ーンスイミングに通いました。ところが不思議な事に、水泳選手の僕が息切れして泳げ なかったのです。カナダに移住した50年前 にサマーヒルのプールで水温が低くて息苦 しかったのを思い出し、息切れするのは水温 のせいと思いターンの練習だけしてました。 ところが9月にプールがクローズされてか ら、寝つきが悪くなり再び不眠症になって遂 に呼吸困難でファミリードクターがレントゲンの胸部写真を診てCOVID-19と診断、ノースヨークゼネラルホスピタルに入院させられました。隔離病棟に入院しPCR検査ではコロナ陰性でしたので、呼吸器科の一般病棟に 移されました。超音波やCT、それにバイオプシー(生検)による精密検査で甲状腺癌が見つかり、骨髄や他の臓器にも転移してる事が判りました。癌の影響で肺に液が溜まり呼吸困難になってるので、現在10日おきに肺 の水抜きをやっております。毎回1リットル 以上の水抜きにより今では息苦しさは解消 し眠れるようにはなりました。 現在は月二回2日間のキモテラピー(化 学療法)で抗癌剤の点滴を受けに通院してま す。この様に2020年は不運な年でした が、ものは考えようで、水泳クラブが閉鎖され ずトレーニングで溺れるとか、競技会でゴール出来ず惨敗しておれば自棄酒でもあおってたかも知れず、病気でひと休みしてリラックスせよとの神のお告げかも知れません。不幸中の幸いと申しますか、2021年に関西で 開催予定の世界マスターズゲーム(年齢別オ リンピック)も、九州での水泳マスターズ世界選手権大会も一年延期されましたので、病気 が快癒すればトレーニングに復帰し出場の可能性もあります。 病気療養中の今も競泳世界一になる夢を失わず、闘病リハビリに励み明るい未来を見つめております。 オノ・ヨーコの言葉に「不運に見せかけた 幸運」があります。 www.discovernikkei.org/ja/">http://www.discovernikkei.org/ja/ journal/2020/8/31/volga-kahan/
≪癌闘病記(悪性リンパ腫)甲状腺癌≫ 丸木さんからの報告が届いています。
丸木で~す
29日(金曜)のCTスキャンで肺に液が溜まってないのを確認、水抜きの必要がないので一段落です。9月に入院以来毎月2日間やってたキモテラピア(化学療法)も先月で終了し、体重は80キロまで回復してます。去年の今頃は砂古さんと同じ88キロでした。1年も水泳トレーニングせず通院してたので、筋肉が衰退してしまい見る影もありません。85歳を過ぎても栃若全盛時代の若の花の様な筋骨隆々でしたのが嘘のようです。今月の予定はPETスキャンで他臓器に癌が転移してないか検査し、転移しておれば手術と放射線治療が始まります。転移がなければ5月5日の診察日に退院します。完治すればリハビリを兼ね水泳トレーニングに復帰し、来年の世界マスターズゲーム(年齢別オリンピック)関西大会(競泳は神戸)と水泳マスターズ世界選手権九州大会(競泳は福岡)に出場しますが、トロントでは屋内だけでなく屋外でにスポーツも禁止されましたので、所属してるノースヨーク水泳クラブの閉鎖が継続されトレーニング出来ませんし、住んでるアパートのプールも閉鎖したままです。抗癌剤から腎臓と肝臓の保護の為の処方薬を毎日継続服用してますので未だ禁酒してます、為念。
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