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昭和7年生れ、現在70才の中村 實さんからお便りを頂きました。現在の日本の置かれている現状を分析され問題提起をしておられますが、豪華客船による世界1周旅行が1500万円も掛かるのに何時も満席との事、我々は日本政府よりの渡航費貸付を受けあるぜんちな丸第12次航に乗込みましたが渡航費は、10万2千円でした。隔世の感がします。
我々の同船者にも多くの人たちがUターンし、現在も一時滞在(出稼ぎ)で頑張いる仲間がいますし、我々の子弟も沢山日本に出稼ぎに行っているのも事実ですがまだまだ生活の基盤をブラジルに置き、近い将来ブラジルに戻る事を願っている者が多いと思います。現在の日伯間の経済格差に基く出稼ぎ現象を中長期的な観点から積極的な意義を見出せるものにして欲しいとの気持ちを強く持っているのですが中村さんには「大部分が気の毒な生活を余儀なくされている」とうつるのでしょうか。考えて行きたい問題の一つです。中村さんからのお便りを下記の通りご紹介しておきます。ご意見等をインターネットを通じて聞かせて欲しいとのご希望です。
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