第42回バーチャル座談会【東京オリパラに付いて語る】その11(最終編)
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振るわなかったバーチャル座談会でしたが【東京オリパラに付いて語る】その11(最終編)を掲載して置きます。パラリンピックに付いては、現在岡山の実家にご母堂を世話に日本に帰って居られるリオの山下さんが毎日コメントを送って呉れたので何とか形が付きました。日本に置ける2度目のオリンピックにもう少し話題が弾むのではないかと期待していたのですが、残念でした。字数がまだ残っていますがもう閉めた方がよさそうですね。作業中に山下さんからの最後のお便りが届きました。写真は、地元ポルトアレグレのスポーツクラブのGNUのカロリーナ選手の凱旋帰国の写真を使わせて貰います。現在36歳ですが、2024年のパリ大会にも出場を表明しており期待しています。 |
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山下:和田さん 皆さん 多くなったのでとりあえず一度送ります。最終日、午前中は小雨です。
車いすバスケットで日本が初の銀。
大会最終日の日伯国旗掲揚そろい踏み、男子マラソン(T46)でブラジルのアレックス・ピ−レスが銀、永田務が銅で同時掲揚になりました。
無風なのが残念。
マラソン競技は男女と各クラスを一斉に走らせてゴール時に分類する形式で行われ、また表彰は閉会式中ではなく、午前中に行われました。
男子マラソン(T12)伴走で堀越信司は銅。
女子マラソン(T12) 伴走で道下美里が金。
マラソンコースの観客はまばらですが警備の少なさに驚かされます。まさに平和日本です。
リオで3位だったエドネウザは4位着で(T12)では惜しくも揃い踏みにはなりませんでした。
バドミントン男子シングレス(WH2)車いすで梶原大暉が金、
バドミントン女子ダブルス(WH1-2)車いすで里見紗季奈、山崎悠麻ペアが金。
ボッチャペア(BC3)団体で銀。バトミントン男子ダブルス(WH1-2)で梶原大暉、村山浩が銅。
車いすバスケットボール男子で銀。
車いすバスケットボールの日米決勝戦は激戦の末64対60で米国が金、日本は初のメダルで銀。
ブラジルは、男子マラソン(T46)で銀。
和田:山下さん最終日の競技結果を5日付(1)として速報有難う。これから閉会式を実況でみます。
日曜日で地元紙はありませんので山下さんの写真入り速報からバーチャル座談会最終編その11に入ります。閉会式後の山下さんの速報(2)と皆さんのコメントをおまちします。その11は、字数に達したら終わりにしたいと思っています。
時事ドットは、今見たらまだ5日の14時7分更新で最終ではないようですので閉会式後の最終結果が出てからレポートします。
山下: 和田さん 皆さん まずオリンピック、パラリンピックで野外の開会・閉会式の天気が良かったのが非常によかった。幸運なお天気やがいたのですね。
日本のパフォーマンスもよかったが、パリのビデオもダイナミックですばらしかった。
スポーツから仲良く世界平和までは許容できるが、人権や社会問題まで拡大すると誰が解決するのかなとちょっと不安です。
この大会は施設の建築も必要で多岐にわたり大変な準備が必要なので、ある程度の経済規模がない国では早晩開催できなくなるでしょう。と言って10か国ぐらいに限定して持ち回り方式にすると非常に政治的な動きがでてくるように思います。
盛り上がりを気にする向きもありましたが、最終日の車いすバスケットボールの日米決戦は、オリンピック以上の激戦で、視聴者はかたずを飲んで観戦したと思います。5年間準備したアストリートや関係者のためには開催して本当によかったと思います。以下思いつくままに。
*ブラジルは自国開催をみごとに生かしてトレイナーや選手を育成しメダル数を増やしました。日本は開催国としてはメダルが少ないかなと思いますがリオ大会では金はゼロでしたから大躍進です。今回のテレビを見て参加者が増えることを期待します。
*全試合を無観客にしたが、がら空きの野外競技場などを見ると、外野席に観客を安全に受け入れる知恵はなかったのか。
*テレビの実況については一言わせてもらう。1年延期で無観客にするなら、人間の目線の俯瞰的画像を追加してもよかったのではないだろうか。テレビで見る画面はカメラマンが選んだ視野を、さらにディレクターが容赦なく選別した画像であり、実は人間はある部分のみを見るのではなく、国旗掲揚があれば自衛隊員は何をしているか選手はどんな顔をしているかを見たがっている。球技でもボール以外の選手の動きとかコート全体にも興味を持つのである。一つの画面を選択されると、いわば誰かに編集されたシネマを見るのを強制されることになるからです。
*視力障害の泳者にターンやゴールまじかと知らせるために、タッパーがタッピングバーで知らせるのを今回初めて知りました。見ていると長い棒の先につけたプラスチックのボールのようなもので、かなり強く、ペッタンと選手の顔や頭をたたいている。誰か、もう少し科学的な方法をみつけてください。
*ブラインドサッカーで興味深いのは、ゴールキーパーは目明きなのに視力障害の選手がその虚をついてゴールする。目で見てから反応すると脳への伝達スピードで一瞬の遅れが生じるから剣道などでは考えてはだめで、鍛錬して目で見ず心で立ち向かえと教えられるはずです。ブラインドの選手は見て考えないからその分目明きより反応が早いかもしれません。さらに相手のかわし方が神業なのは過去の経験を体が覚えているのだと思います。
*50才、60才になってそれも何度でも金メダルに挑戦する人が多いことにも感心。
和田:山下さん パラリンピックの速報、毎日ご苦労さんでした。やっと終わりホットしておられる事でしょう。バーチャル座談会は、どうなるかと心配していましたが山下さんに助けられ何とかその11を最終編として終えることが出来そうです。大変有難う。
朝8時から閉会式の実況放送を見ました。特別な驚くような演出もなく無難に収めていましたね。次回オリパラは、フランスのパリで行われるとかで小池知事がパラリンピックの旗を会長を通じてパリの女性市長に手渡していました。聖火が消えてオリパラも終了し2026年のパリ大会になります。元気であればパリ大会のバーチャル座談会も開きたいと思いますが、実現するかな?関係写真を貼り付けておきます。
さて各国のメダル獲得数ですが、いつも使うパラリンピックのサイトのメダル欄は、これが最終更新かどうかわからないのですが、5日の14時7分更新が最後で閉会式後の最終リストが出るのを待っているのですが、更新されません。14時5分更新のリストをお借りして下記に張り付けて置きますが、11時間後に金メダルの取り消し銅への降格の例もあるので慎重なのかも知れないですね。現在のリストでは、ブラジル7位、日本が11位に上がって来ていますので1枚でブラジルと日本が入ります。新しい最終のメダル獲得数が出ればまた掲載する事にして14時4分更新分を貼り付けて置きます。
和田:パラリンピックも無事終わりコロナ禍もワクチンがいきわたり落ち着いてきそうな中でのオリパラは、皆さんには、余り興味がなかったようですが、開催中も白け気分だったのでしょうか?杉井さんが東京大会は中国にメダルが集中し一人勝ちとの予想を下していましたが将にその通りダントツの数字が結果として出て来ていますが、これには何か根拠があったのでしょうか?知りたいですね。バーチャル座談会最終編は、字数に達したら終わらせて頂きます。字数に達しなくても週末には、UPしますので宜しければコメント下さい。
松栄:和田さん みなさん パラリンピックについて、コメントできなくて申し訳ありません。考えてみたら、世界中で、日本で強烈なことが続出して、ゆっくり観戦、ワーワーいう暇がなく気持ちに余裕が無くなってしまいました。
アフガニスタンで、アメリカ軍が突如撤退して置き去りになれた親アメリカの人達が、あせって飛ぶ飛行機にしがみ付いて、結局7人ですか、落下して亡くなられた。そんな映像がネットにも、写真報道にも出てきて・・・
それに、菅首相の突然辞意、にもとれる次期総裁選不出馬とつながって、政治が全く態をなさない状況、その上、一番の問題が、医療崩壊が現実の日本で
今、起こっていること、への批判が湧き出した・・・と言う感じになってしまいました。
どういうことなのか、混乱してしまって冷静になれない感じのここ1か月…と言う感じでした。
オリンピックまでは、けっこう冷静におれたものが、それが終わった後、普段では考えられないようなことが立て続けに起こってしまって、イッタイどうなるのかどうなってしまったのか、分からない時間が過ぎています。ドンドン、バチバチ、弾の飛ぶ戦場ではありませんが、これも一種の戦時下、なのかと思えています。
頑張らねば、と思うのですが皆様はどうお考えなのか・・・お聞きしてみたいですね。
和田: 松栄さん 激動の2021年8月、パラリンピックの開催時期の世界、日本の状況変動、特にアフガンからのアメリカ軍撤退、菅首相の辞任?等は、このオリパラの時期の出来事として残して置きたいですね。コメント有難う。
丸木で~す かつて自民党の川島副総裁がのたもうた通り、政界は一寸先が不明。菅首相辞任を誰が予想出来たでしょうか、まるで溺れる犬に石を投げる様な状況ですが、菅首相のどこが悪いのか理解できません。コロナ対策は菅首相以外でも手に負えなかったと思います。それどころか手堅い菅さんに較べて他の人がやっておれば現状より悪化してたかも知れません。パラリンピック閉会式を見逃したのでコメントのしようがありません。大会の結果はオリンピック同様中国の圧勝でしたね。これからの世界は中国を中心に軸を移理想です。
松栄:丸木さーん みなさん パソコンの受信箱が満杯になって、苦悩しています。メールアドレスを変えて、新しいのを入れたら。万事解決、という事はわかっているのですが・・・ 万が一、全て消えてしまったら、という超初歩的な思いで悪戦苦闘です。そんなことは別にして・・・
菅さんが総理になられてからの推移を考えていたのですがやはり、報道方法が、池から手を出して、当事者の足を引っ張ったという構図でしょうね。沈められてしまった。日本には河童が多く生息している。
私も含めて、そういう流れが菅さん就任からズーっと続いていたようで、これではやめた方がさぞ楽になるだろうと思えました。
誰がやっても同じように思える節もありますが、そうではないとも思えます。
サンパウロや他の州でも、このパンデミアが始まる前から、各州知事レベルで、野戦病院建設という話題が流れていて、そのようなことする国の指導、指示が無くても、州単位、市役所単位の対抗策が出て、実施されました。実際野戦病院を作った。
結果、国民、州民、市民にも大きな不満が出隠れしていましたが、日本のような陰険な、医療崩壊にはならなかった。公明正大ない医療崩壊で、結局58万人もの方々が亡くなられ2000万人が感染していますが、国民市民が自己責任の様に捉えて、現在に至っています。
中国さんも、このパンデミーアで独り勝ちの様相ですが、世界の人達はしっかり観察しているもの、と思います。
全ての事に一喜一憂なしで、しっかり対処する必要がありそうですね。そんなことを考えています。
和田: バーチャル座談会『オリパラに付いて語る』も最終回に入りました。毎日日本滞在中の山下さんの情報を中心に各国のメダル獲得数を伝える日報を出して来ましたが無事パラリンピックも閉会し地元紙でも話題にならなくなりました。BLOGの日報最終編を残して置きます。バーチャル座談会では、『オリパラに付いて語る』となっており、各国のメダル獲得数を纏めて置きたいと思います。
オリンピックでは、8月8日の17時40分更新の時事ドットによると開催国の日本が頑張りアメリカ、中国に続き第3位に付けており金27,銀14,銅17個の合計58個を獲得しています。ブラジルは、12位で金7、銀6,銅8個の21個のメダルを獲得しています。
一方パラリンピックでは、日本とブラジルの位置が逆転しブラジルが7位、日本が11になっています。9月5日14時7分更新の時事ドットによるとブラジルは、金22、銀20、銅30の合計72個を獲得、堂々7位にランクされており、日本は金13,銀15、銅23の51個で11位にランクされています。
地元ポルトアレグレでも6日の新聞には、メダル数とパラリンピックの纏めが掲載されており、それによると金メダル22個は、2012年のロンドン大会より1個多いそうです。総合7位も歴史始まって以来の成績だそうです。合計72個のメダル数は、前回の2016年のリオ大会と同数になるそうです。女性軍のメダル獲得数も26個プラス混合3個で史上最高数を記録している。14種目でのメダル獲得は、2016年のリオ大会の13種目より1種目多くなっている。女性選手のカロリーナ選手は、実に3個の金メダルを獲得している。男子5人制サッカーでは、実に5回目の優勝に輝いているetc,etc。。。
最後の写真は、閉会式のブラジルの旗を持っての行進で歴史始まって以来のブラジル選手の活躍で東京パラリンピック2020年を締め2024年のパリ大会にも大きな希望を持って向かうとの事。期待したい。
富田: 和田さん&W50の皆さん、お元気ですか?パラリンピックも無事終わりました。パラリンピックと言えば、僕には忘れられない、思い出があります。それは、30年ほど前サンディエゴの海辺のショッピング・センターで目にした、感動的なシーンでした。ひと目で重度と分かる若い身障者が車いすに座っていました。彼を見た、白い制服の海軍士官が6,7歳くらいの息子に何か説明していました。小耳に「ヒーロー」という言葉が聞こえました。やがて、親子は車いすの男性の前に直立不動で並んで立ち、「ヒーローに敬礼!」と言ってビシッと敬礼したのです。体のハンディを乗り越えて、必死に生きていることは、尊敬に値する、英雄そのものであることを士官は息子に教えたのです。身障者は「英雄」である、という視点を僕も学んだのでした。
和田:富田さん 先週のメキシコオリンピックの思い出に続いてパラリンピックのエピソードも加えて頂き有難う。これでバーチャル座談会も終れそうになりました。有難う。
富田:和田さん、バーチャル座談会に加えていただき、光栄です。小話を気に入って下さり、ありがとう!よろしくお願いいたします。
和田:バーチャル座談会『オリパラに付いて語る』低調でまだ6000字ですが週末に終了する事に成っていますので参加頂いた皆さんに最後のご発言をお願いします。宜しく。。。
和田:金に輝く凱旋選手カロリーナがポルトアレグレに戻って来ました。パラリンピックで5つのメダルを獲得したカロリーナ選手が地元ポルトアレグレに戻って来たとのニュースが地元紙に大きく掲載されていました。多分これがパラリンピック関係記事の最後になると思いますので残して置くことにしました。カロリーナ選手は、金3個、銀1、銅1の合計5個のメダルを獲得した地元グレミオ ナウチコ ウニオンの選手で飛行場でもクラブでも大歓迎を受けたようで2024年のパリ大会でも皆さんの声援をお願いしますと選手として続行を表明しています。
GNUのクラブは、1906年設立のポルトアレグレに3つの施設を所有しており。そのうちの一番古い施設が我が家の近くにあり水泳プールに大きな体育館があります。メンバーでしたので良く近くの施設に行っていました。グアイバー河の島にある遊覧船で渡っていく施設にも子供たちが小さい時は通ったものです。地元民として祝福したいです。新聞記事を下記して置きます。
山下:和田さん もう埋まりましたか。
2020開催までに、日本のデジタル化が世界から注目されるぐらい進むものと思っていた。だがテレビの4K、8K画質の放送が始まり、日本全国に5G対応の高速光ケーブルの敷設は進んだが、ほとんどの民間人はガラケーの3.5G〜4Gから遅々として進まず、また新幹線の中はもちろん、地方の店舗でもほとんどWiFiにはつながらず、全国キャッシュレスなどほど遠い状況であった。
政府主導で、スマホ携帯の料金の大巾値下げと老人向けスマホ交換プロモーションが始まったのは2021になってからで、開催を1年延長したから今度は本格的に変わるかと思っていたが、結果は今もブラジルの方が進んでいると思われる。
日本の銀行口座のパスワードが4桁の数字のみであるなどブラジルでは信じられないだろう。ブラジルでは相当前からSNSで送信される6桁コードと4桁コードの組み合わせになっている。全銀行対応の送金のPIXシステムなど日本よりはるかに進んでいる。
ついでに言わせてもらえば、新設デジタル庁の最初の仕事が、マイナンバーカードに運転免許証、振り込み銀行口座などを載せると聞いたが、マイナンバーは12桁の数字でカードにその番号も住所も印刷されている。よほど保安対策を徹底しないと外国人に盗まれてしまうだろうと危惧する。なおブラジルのRNEやCPFには住所は記載なく、INSSかDETRANが厳に管理されている。
オリンピック・パラリンピック中に有名になった東京外大の無料webサイトで27言語の発音、会話、文法、語嚢を動画で見れるサイトが内容充実と話題になった。堅ぐるしくて誰にでも使いやすいとは思わないが、ゲーム屋にでも手を加えさせると将来すばらしいものになると思われる。
2020以前から6か国語対応の小型会話機が売り出されていたが、こちらは開催1年延期と無観客の影響をまともに受け、改良型も開発されず値段は現在3分の1ぐらいに値下がりしている。外国人が一番使っていたのはスマホの翻訳アプリのようであった。スマホをかざすと日本語を読み取って翻訳して表示するなど実にいろいろあるが、いずれもクラウドの巨大メモリーにつながっている。
和田: 山下さん 最後のコメントになりましたね。約束通り今日最終回のその11を閉めてUPします。
何とか8000字に到達ました。ご協力有難う。まだ日本が続きそうですね。ご母堂を大事にして挙げて下さい。面白いブラジルと日本の比較論等を聞かせて下さい。何時に成ればパンデミックが治まり自由に世界を行き来出来るようになるのでしょうかね。まだまだ行きたい所が有るのですが、体力が無くなって来ます。お元気で。。。
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