横浜国際センター 海外移住資料館開設
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旧「海外移住センター(横浜市磯子区)」と旧「神奈川国際水産研修センター(横須賀市)」の業務はすべて今回開設された横浜国際センター(事業主体国際協力事業団)に継承されます。2000年に着工2002年に完成、敷地面積4500平米、延床面積16000平米、地上8階宿泊施設、研修施設、展示広報施設等を備え「海外移住資料館」も同時に開設されており是非訪ねて見たい場所の一つです。本文は、神奈川新聞の10月3日付け記事をニッケイ新聞の10月4日に掲載されていましたのでこれを転載させて頂きました。写真は新装なった横浜国際センターの全容です。横浜、みなとみらい21の新しい名所として親しまれて行く事でしょう。
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横浜国際センター開く=きょう併設の 「海外移住資料館」も=開かれた国際協力拠点=技術研修生、年間700人受入れ
10月4日(金)
【神奈川新聞三日】横浜市中区のみなとみらい21新港地区に新設された国際協力事業団(JICA)の国内拠点「横浜国際センター」がこのほど業務を開始し、四日午後には併設する「海外移住資料館」が開館する。開発途上国から年間約七百人の技術研修生を受け入れるほか、市民参加型の事業や地域と連携したイベントの開催など、地域に開かれた国際協力拠点を目指す。
同センターは、老朽化した海外移住センター(同市磯子区)と神奈川国際水産研修センター(横須賀市長井)の機能・役割を統合する形で生まれた。開発途上国からの技術研修生の受け入れ、日系人社会の支援といった従来の事業に加え、情報の発信や研修員と市民との交流促進などの市民参加型事業を展開していく。
これまでは「地域から閉ざされた施設」とのイメージがあったが、今回生まれ変わった地下一階、地上八階のセンターは図書資料室や食堂、同事業団の広報コーナーといった「市民開放施設」を備える。
その中でも重要な役割を担うのが「海外移住資料館」だ。年表や写真、文献はもちろん、標本資料や映像、模型などをふんだんに活用し、海外移住の歴史と日系人社会の生活を紹介している。移住者の携帯品がぎっしり詰まったトランクの山や綿花・コショウ栽培で使われていた珍しい農具などの資料展示のほか、移住者の証言を映像で紹介するコーナーと、見て楽しめるよう工夫されている。
同センターでは「市民みんなが国際協力に参加できるよう、情報を発信していきたい」とし、「積極的に足を運んでもらい、研修員と触れ合うきっかけをつくってほしい」と話している。
資料館は入場無料。月曜日、年末年始は休館。問い合わせは、同センター電話045(663)3251。
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