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佐藤揚明さん(8期生、秋田県出身)が亡くなりました。
南米産業開発青年体の8期生で同船者の佐藤揚明さんが志半ば62歳を迎える寸前に交通事故で急逝しました。寄稿集136番【悲報】産業開発青年隊 佐藤揚明さん急逝!!でもお知らせしている通りですが、この度同期生で同船者の小島徳さんが書かれた僚友佐藤さんの死を悼む文が寄せられましたので掲載しておきます。佐藤農場の航空写真は、写真集にも別途掲載して置きました。


ミナス州のParacatu市に隣接のGuarda Môrで農場を経営されていた佐藤ようめい揚明
さんが8月28日午前9時30分頃に交通事故で亡くなりました。
昨年郷里秋田で亡くなったお母様の一周忌に参列のため訪日しようとカミニョネッテ
を運転してサンパウロに向かう途中、州道Nova Ponte−Uberaba線の114km地点
で前方からの荷物を満載したトラックが揚明さんとすれ違う際に、相手トラックのハンドル装置が故障して中央分離線を飛び越して前方横から突っ込んで来た為に、直進する揚明さんの車は避けることが出来ず激突してしまったそうです。同乗していたグァタパラ移住地に帰るかた方も亡くなりました。二人とも即死で、すれ違う際にハンドルが故障するなんて、何万分の一と云うような確率の惨事が不幸にして彼等に的中してしまいました。揚明さんは9月11日に62歳の誕生日を迎える直前の事でした。
葬儀は翌29日11時に行われ、近郊の日系人の方や地元の伯人の方々、七八百人もの人々が揚明さんを見送ってくださり、青年隊からは200km程離れたMonte Carmelo市在住の先輩、4期生の興梠さんとサンパウロから私(小山)が葬儀に参列しました。

揚明さんは現地の協同組合の組合長として活躍されていました。また彼自身も約一千ヘクタールの平坦な耕地に掘抜き井戸15本、半径約40mの潅水設備10基を設置、その他大型トラトールや各種の収穫機等を駆使してカフェー、アーリョ、人参、大豆、ミーリョなどを大規模に栽培していて、殊に昨年度のアーリョの作付面積は百数十ヘクタールとかで、これはブラジル国内では最大級の規模と聞きました。
農場は揚明さんを中心に次男(農学部卒)と、今年からは三男と四男も農学部を卒業して手伝い始めましたので、これからの更なる発展を期待し楽しみにしていたでしょうにそれを見ることなく逝ってしまいました。休む暇もなく我武者羅に働き続けて農場の基盤造りに捧げた一生でした。
そんな親父を見て育った息子達ですので親父の遺志を継いで立派にやってくれるでしょう。
ご冥福を祈ります。



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