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特別企画 第2回バーチャル座談会
11月1日に「新企画 バーチャル座談会第1回(5000アクセス記念)」を掲載しましたが今回も香西さん、MASAYOさんの協力を得て第2回を掲載する運びと成りました。企画としては、IT時代に即したものとして話題性もあり、賛同コメントも頂きましたがもっと多くの人が参加できるフリートークの場に広げて日本の人たちからのブラジルに移住した人達の日常の生活に対する質問、疑問に答えて貰うとかブラジルに長く住む人達に日本の季節を感じる映像等を送る事が出来ればとのご意見を頂き、早速出来る事からと『私たちの40年!!』HPにも映像掲示板を設置する事にしました。この映像掲示板をフリートークの場として生かして頂きその書込み、映像等を毎月纏めて寄稿集に残して行ければと考えております。一応今後とも香西さん、MASAYOさんにメイン・スピカーを勤めて頂きながら多くの方に自由参加頂ける毎月欠かさず読んで見たい座談会となるよう努力して行く積りですので宜しくご支援下さい。
今回の写真は、香西さんより提供頂いた明石大橋の煌びやかな夜景を使わせて頂きました。


和田:バーチャル座談会第1回は、IT時代ならではの企画としてそれなりの反響もあったのではないかと思います。種々コメント、ご意見等も頂いており、今後の座談会に生かして行きたいと思います。今回は第2回目ですが、やはりもう少し、お二人のHPについてお聞きしたいと思います。『私たちの40年!!』HPは、40年前に同じあるぜんちな丸で移住した681名の戦後移住者のその後の生活を記録として残して置きたいと言うのが主目的ですが、お二人のHPは、日に一度はアクセスしないと何か忘れ物をしたような気分にさせる魅力を備えているように思うのですが、HPの根底に流れる思想というか特徴、アクセスして下さる人たちの対象とこれまでHPでの出会いを通じての取っておきの話等をお聞かせ頂けますか。

MASAYO:私のHPは私が大好きな神戸が元気になるようにエールをおくっている気でおります。神戸にこんなところができたとか、こんなおいしいものがあるとか皆さんと一緒になってわいわい駆け巡っています。
とっておきの話、というか忘れられない話です。
神戸地方裁判所の新しく建てかえられた建物をめぐって皆さんの意見がいろいろ出されました。神戸は震災で多くの歴史的なりっぱな建物が全壊し次々新しく建てかえられたのですが、それぞれ前の建物の特徴を生かし外壁はそのままにして中身は耐震性を増して近代的なものにしたり、あるいは下側は元の建物、上に独立させて新しいビルをというようにいろいろ工夫がみられました。
その中で地方裁判所は下側が明治の重厚な煉瓦作り、その上にガラス張りの建物が作られました。昔からの重厚なりっぱな裁判所を見てきたものですから(特に私はあの界隈は通学路でしたので)周囲の雰囲気にそぐわず、どうしてあんな変な建物になったのかと憤慨しました。皆さんもそんなご意見が多かったのです。しかし歴史的な建物の保存には簡単にはいかないいろんな苦労があるということを述べていただいたり、ちょっと意見の対立のような雰囲気になりました。やりとりがだいぶん続いたと思います。そんな中で有る方から上のガラスの部分が空を映し空に溶けてまるでないように見えるなぁという、思いがけないコメントが投じられました。なるほどその建物の設計者の意図もそこにあったようなのでした。あれ以来、その建物を見るたびにそのことを思い出し、印象深い建物になりました。このやりとりは私の心の中での宝物のひとつになりました。

香西:取っておきと言う訳ではありませんが、私のぺージには遊びのコーナーがあります。
Yahoo!の掲示板で「川柳の好きな人この指たかれ!」と言うトピを出しています。
このトピには、もう5300余りの投稿があります。
このトピに投稿して下さる人は皆んな川柳長屋というバーチャル長屋の住人です。
長屋ですから、皆さん人情に厚い人たちで、洒落や・冗談・世相に対する皮肉とか、気楽に会話を交わします。旦那・あにさん・助さん・車屋さん・隠居・・・など、愛称で呼び合う住人がすんでいます。
この長屋の家賃は、川柳で納めて貰います。頂いた川柳は、大家の私が貰い、店賃帳と呼ぶ、弊HPの「川柳コーナー」にUPしています。時には長屋の祭りもします。花火を上げたり、お化け屋敷小屋、映画小屋など、期間限定のページを設けて遊びもしました。
こうした遊びや息抜きを通じて、新し形の友達が出来たと思います。

和田:商社では売上高が顔と言われ、銀行は預金高が顔、HPではアクセス数が顔と云えますが、やはりアクセス数が多いHPにはそれなりの魅力があり、2度、3度と戻って覗いて呉れる読者がおりその最初のアクセスをして貰うPRと努力が総合評価としてのアクセス数に繋がって来ると思うのですがどうでしょうか?香西さんの『神戸じいじ』はたわごとの内容からいって硬派の代表的立場を堅持しておられMASAYOさんの『好きです神戸』は井戸端会議のように毎日一言でも書き込まないと気が済まないと言った庶民派の淑女の方が多いようですが直接会って居なくとも通じ合う共通点を感じさせますが、その秘密は何なのでしょうか?お二人のHPに共通しているのは写真がお上手で写真掲示板には多くのプロ級に近い方の名作が掲載されていることと音楽がまたすばらしいと思います。

香西:和田さんにそう仰られると恥ずかしいです。
HPで有益な情報を発信したいと思っていますが、そのような情報を持っていません。「たわごと」は人様の役には立たず、自己満足の意見を述べているに過ぎません。今は、時々書くだけにしています。
最近は野鳥に興味を持ちまして、野鳥の素人写真がコンテンツの中心になっています。
HPを立ち上げていらっしゃらない方も、この素人写真をご覧くださっているようです。
MASAYOさんは、神戸の街を追求されていらっしゃるので、BBSには、神戸の街に関心のある方からの書き込みが多いですね。
私のページにはポリシーがありません。しっかりしたポリシーを持たなければと思ってはいるのですが・・・

MASAYO:庶民派の淑女の方ですか?(笑)
どうも来てくださる方々はいたずら殿下、おちゃめ姫が多いようです。毎日来てくださる方は本当に神戸が大好きな方々です。
だから神戸の街が気になります。そして毎日お話をさせていただくと今日はどこを歩いたとか、どこのラーメン屋さんに入ったとか、風邪を引かれてこもっていたとかの情報で、皆さんお会いしたことがない方々ばかりなのに毎日の様子がわかりたまに長く掲示板に書き込みがないとどうされたかなと気になります。変なものです。

和田:HP談義はこの辺にしてお二人にブラジルのお家芸としてのサッカーについてお伺いしたいと思います。『私たちの40年!!』にもサッカーの話題は幾つも掲載しておりますが、ブラジル選抜軍が予選リーグの韓国から決勝リーグの日本に移動した最初のゲームが神戸だったのですよねえ。神戸の皆さんの声援に送られ静岡、さいたま、横浜と勝ち進んだのですが、お二人のW−杯の感想を聞かせて貰いたいですね。

MASAYO:Wカップは盛り上がりましたね。
そしてブラジルチームが神戸で試合をされたというのもご縁を感じますね。日を追うごとに街は盛り上がってきました。
それまでサッカーの試合は子供が夜中に行われる過去のWカップの試合に興奮しているのをみてそんなに面白いものかと思っていたくらいです。今回はリアルタイムに試合が見れて本当に楽しく興奮しました。そして感動で涙したこともありました。
優勝カップにキスするブラジル選手の笑顔、ステキでしたね。
あの折鶴の紙ふぶきが舞う光景は今でもまざまざと目にうかびます。ブラジルではどんな様子でしたでしょうね。
和田様も飛び上がられましたか?

和田:サッカーはブラジルのお家芸ですからね。盛り上がりは凄いですよ。今回で世界一が5度目のペンタ・カンペオンと呼んでいるのですが、『私たちの40年!!』HPの寄稿集101 《ブラジルペンタの記録1》に1958年、1962年、1970年、1994年それに今年とブラジル世界一の時期をどのように迎え、過したかを記しております。香西さんのW-杯に対するコメントも寄稿集140番に掲載しておりますが香西さんのW-杯は?

香西:サッカー熱は、W杯であれほど盛り上がったのが嘘のように、冷めてしまいました。
今では、夜のスポーツニュースでJリーグの結果を放送するだけです。私もW杯の時は熱心に観戦し、面白いと思っていました。
引き続きJリーグも見たいと思っていたのですが、サッカーのTV放送は無くなり、いつしか熱も冷めました。
日本人の悪い癖で「熱し易く、冷めやすい」国民性がよく現れていると感じています。

和田:少し早いですが今年最後のバーチャル座談会に成りますので2002年を振り返って一番印象に残った出来事、現象、力を入れて記述した事等をお聞かせ頂けますか。

香西:日本は、経済不況をはじめ多くの問題を抱えています。「たわごと」で書きたいことは沢山ありました。特に北朝鮮による拉致問題は一番関心のあることですが、無責任なことは書けないのでやめました。
4月から始めた「野鳥の写真」に、今年は一番時間を掛けました。
天気さえ良ければカメラを抱えて出て行くのですが、まともな写真が撮れるのは、10日に1枚位でしょうか・・・、足腰の老化防止を兼ねて、これからも野山に出かけたいと思っています。

MASAYO:力を入れて記述したこと。
移民センターのページです。まだまだ不完全ですが今からもっと勉強して充実していきたいと思っています。和田様、いろいろご教授お願いします。
印象に残った出来事…多すぎます。
その中でもやはりこんなバーチャル座談会というものまで可能にしてしまう今のネット社会に対する驚き。そして悠久の時間の一瞬を共に生きて地域も違う生活も違う方々とお話しする時間を共有できる喜びです。あれ、スケールの大きなことを言ってしまいました。ブラジルを夢見て気が大きくなっていますのでお許しください。(笑)

和田:『私たちの40年!!』HPは、着伯40年になる5月11日には一般公開したいとの気持で準備しました。最初は、681名の同船者とその関係者程度と考えていたのですが少し慣れてくると日本には想像も出来なかった立派なHPがあり特にシニア《私もシニアですが。。。》の方が結構楽しんで居られるのを知り日本での一般公開、認知をお手伝いして下さる同士?として大分県の栗本 克彦さん、桐井 加米彦さんを通じて香西さん、MASAYOさんとの邂逅がありやはり私自身が神戸出身であり、あるぜんちな丸が日本を最後にした町でもあり神戸をキイワードにしたこのバーチャル座談会に辿り付いた次第ですが年末には8000回のアクセスが予想されるHPに成長して来ておりこれは一重に皆さんのご支援の賜物と感謝している次第です。香西さん、MASAYOさんどうも有難う御座いました。来年も宜しくお願いします。メリークリスマス& FELIZ ANO NOVO !!



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