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沢田 啓明さんの新著 「ジーコ 新たなる挑戦」の紹介
2月のバーチャル座談会(3月1日UP予定)にはブラジル在住の沢田啓明さんにコメンテターをお願いしてブラジルのサッカー、昨年のワールドカップに付いてのご意見、質問等を頂きそれに対して沢田さんに答えて頂く予定にしております。
 既に寄稿集125番目にも沢田さんの「情熱のブラジルサッカー 華麗・独創・興奮」(平凡社新書)を紹介しておりますが今回、ラインブックス社より「ジーコ 新たなる挑戦」を昨年11月に出版しているとの事でそろそろサンパウロの日系書籍店にもお目見え予定との事で楽しみにしております。沢田さんは、昨年4月以来、「スポーツ報知」に毎週月曜日に「カーニバルの熱狂」というタイトルでサッカーコラムを書いておられるとの事でその最近の一つをメールで送って頂きましたので紹介して置きます。写真は新著「ジーコ 新たなる挑戦」の表紙です。


和田さま
昨年11月にラインブックスという東京の出版社から「ジーコ 新たなる挑戦」という本を出しました(税別1400円)。
日本代表の監督に就任したジーコの人となりと今後の日本代表について書いたもので、12月19日付けの「ナンバー」の書評欄で本の写真を含めて縦5cm、横5cmという極小スペースながら以下のように紹介してくれています。
「南米サッカーに詳しい著者が、ジーコの誕生からプロ入りまでの
足跡や指揮官としての資質を徹底的に分析している」

それから、昨年の4月以来、「スポーツ報知」というスポーツ新聞で毎週月曜日に「カーニバルの熱狂」というタイトルのサッカーコラムを書いているのですが、昨日(1月27日)付けの紙面に掲載された原稿をお送りいたします。
800字程度(16字×73行)の短いものですが、可能であれば貴HPの寄稿欄に加えていただければ幸甚です。

 ブラジルのサッカー選手や元サッカー選手にインタビューすると、「子供の頃にフットサルをやってテクニックを磨いた」という話が頻繁に出てくる。ジーコしかり、リベリーノしかり。ワールドカップ準決勝のトルコ戦でフットサルの技術であるトーキックで決勝点をあげたロナウドも、もちろんフットサル経験者だ。ブラジルのサッカー関係者によれば、「ブラジルのサッカー選手でフットサルをやったことがない者はいない」。こういう話を聞くうち、「ブラジル選手が高いテクニックを持っている理由の一つは、子供の頃にフットサルをやったことにあるのではないか」と考えるようになった。
 そんな折、フットサルの日本代表がブラジルに遠征してきて19日にブラジル代表と対戦した。ブラジルはフットサル大国でもあり、これまで7回行なわれた世界選手権で5回優勝している。日本はブラジルと過去3回対戦し、いずれも10点以上の大差で敗れていた。
 試合開始と同時に、ブラジルのゴールラッシュが始まった。前半1分、左サイドの角度のないところからシュートを決め、その1分後にも右からのクロスを中央で合わせる。その後も、ヒールシュートが日本のGKの股間を抜いたりして前半10分で
早くも5対0。この調子では何点取られることかと背筋が寒くなったが、ここでブラジルが小休止してくれたおかげで前半はこのまま終了した。後半、ブラジルはトリッキーなボールキープやドリブルを披露して観衆を喜ばせることに専念したようで、得点は3点だけ。日本も終了間際にシュートがバーに当たって跳ね返ったところを押し込み、試合は8対1で終了した。正直なところ、「8対1で勘弁していただいた」といった試合内容だった。
 ブラジルでは、フットサルはサッカー選手が技術を高めるためのトレーニングであり、同時に独立したスポーツでもある。日本のサッカー指導者たちも、子供たちにフットサルをやらせてみたらどうだろうか。



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