9カ国300人が聖市を歩く=国際歩け歩け大会=【ニッケイ新聞8月20日付け】
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8月16日、17日の週末は、新しい旅券取得とアメリカの入国査証取得の為、揃ってサンパウロに出る機会に恵まれました。17日の日曜日には、第7回国際歩け歩け大会があるとの事で参加しました。いつも車で走る道を皆で元気良く歩くのは気持ちが良いもので日本から参加、応援に来ていた日本ウオーキング協会の西村事務局長は、『いつでも、どこでも、誰でも何よりも金がかからないスポーツとして参加者が増えている』と説明、皆を納得させ喜ばせていた。歩きながらのさりげない会話、連帯感、仲間意識が培われ昼のお弁当まで楽しく歩く事が出来ました。終点のイビラプエラ公園の日本館を見学、多くの日本文化を紹介する陳列品がならぶ小博物館、和室、鯉の泳ぐ池、日本の樹木が植わる小植物園、今上天皇のお手植えの記念樹、サンパウロ市の400周年祭に日本が贈った日本庭園と日本館は、サンパウロ市民の憩の場として親しまれています。天気にも恵まれ春の訪れを感じさせるイッペー・ロッショが満開で一足遅れてイッペーアマレーロも咲き始め今年の冬は終ってしまったのかと思える気持の良い小春日和の一日でした。
写真は、第7回国際歩け歩け大会のプログラムです。
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9カ国300人が聖市を歩く=国際歩け歩け大会=完歩率なんと99%=最年少9歳、最高齢90歳=警察と援協、警備・医療支援【ニッケイ新聞8月20日付け】
[既報関連]さきの日曜日の八月十七日、晴れ、午前七時、気温十度、真冬のサンパウロ市は、歩く人々に最高の条件を提供した。リベルダーデ広場にある東洋文化会館には早朝五時過ぎから参加者が続々と集まり始め、出発時間の午前七時には九カ国・地域の老若男女、約三百人が集まった。ブラジルと日本の国旗、リベルダーデ歩こう友の会の旗を先頭に行列が出発した。
主催したリベルダーデ歩こう友の会の細川晃央代表が「昨夕は小雨がぱらついたし、今日の天気予報も良くなかったので心配したが、明け方は星空だったので安心した」と胸をなでおろしていたように、好天に恵まれた。
しかも、日中の気温も上がらず、歩くには最高の条件。アクリマソン公園からパライゾ区に通じる一キロ半のかなり急勾配の坂道を順調に登り、始点から約十三キロを歩き抜いて午前十一時過ぎ、終点のイビラプエラ公園内の日本館に到着した。完歩率九九%だった。
ブラジルは初めて、という日本ウオーキング協会の西村幸修事務局長は「高齢化社会の日本では歩くことがスポーツとして認知され、参加者が増えています。いつも、どこでも、誰でも(本紙・八月十六日既報)というのが歩くことの特徴です。歩けば健康になり、人生も豊かになります。皆さん、もっと歩きましょう!」と元気な声で呼びかけていた。
参加者の最年少は九歳のワカミ・フェリッペ君、ついで十歳のハタ・イズカワ・ルシアーナさんで、それぞれ両親と一緒に参加した。最高齢者は九十歳の村本頼政さん、女性は八十三歳の土屋レイさんだった。
今年はポルト・アレグレ、ナタール、サントス、モジ・ダス・クルーゼスなどからも参加者があり、参加地域の範囲も広がりを見せた。「みんなで歩くことがこんなに楽しいものとは知らなかった。参加冥利に尽きますよ」とはナタールから駆けつけた伊藤範夫さんの弁。ジャカレイ市にあるコチア農業学校で研修を受けている南米七カ国のオイスカ研修生たちもソニア・ヤマシタ・カンポス・リマ校長(日系三世)に引率されて参加して、〃元気印〃を盛り上げた。台湾出身の人たちも参加した。森美栄さん、細川清子さん、小笠原絹子さん、岡田愛子さん、有賀由紀子さん、小笠原勉さんの六人が、第一回国際歩こう大会から連続して参加してきた。森美栄さんは八十二歳。歩くことが健康につながり、人生を豊かにする動く広告塔のような存在だ。
サンパウロ援護協会を通して日伯友好病院が医師と救護車を派遣したり、サンパウロ市警が第四警察署のパトカー二台を先導させるなど、医療と安全の両面で支援を行った。「いつでも、どこでも、誰でも」実行できるスポーツがブラジル社会にもっと浸透することを期待しよう。
■「国際歩け歩け大会」=西村氏、日本から応援に【ニッケイ新聞8月16日付け】
[既報関連]「第七回国際歩け歩け大会」が、十七日に開催される。午前六時から東洋文化会館で受け付け後、午前七時にリベルダーデ広場を出発、昼頃までにイビラプエラ公園を目指す。主催は、リベルダーデ歩こう友の会(高木ラウル会長)。
十三日、日本から応援に駆けつけた西村幸修日本ウオーキング協会事務局長が、細川晃央友の会代表と共に大会の案内に来社した。西村事務局長は「総理府が行ったアンケートによると、四十代以上の三八%以上が参加する日本で盛んなスポーツ。いつでも、どこでも、誰でも参加できるのが魅力だ」と熱心に説明。
細川代表は「当日は、平良トミさんも参加してくれる予定。七時には出発するので、受け付けはお早めに」と呼びかけていた。
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