ブラジル戦後移住50周年記念祭開催に伴う記念植樹について
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ブラジル戦後移住50周年記念祭実行委員会(中沢 宏一委員長)事務局の川守田 一省さんから掲題のお便りを頂きました。
今回、日伯交流協会主催のブラジル講演会を9月4日の午後に開催するにあたり戦後移住50周年記念事業の一環として桜の花の植樹キャンペンを御手伝い出来ればとの気持から記念キイホルダー、趣意書、記念式典のプログラム等をお預かりしており、この掲載記事もコピーして一緒に手渡す手筈にしております。
祖国日本に帰れなかった同胞、花を愛でるブラジル人の多くの人達に5年後のブラジル移民100周年祭には、見事桜の花を咲かせましょうと日本の花咲じいさんを募ると共に神戸移住坂にブラジルの国花イッペーの花を植えるキャンペンを展開できたらと念願しております。OBRIGADO BRASILの運動を是非OBRIGADO JAPAOにも広げたいですね。
写真は、春を告げる通常の年より早く咲き始めたイッペーの花(8月17日イビラプエラ公園で撮影)です。
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2003年8月25日
各 位 殿
ブラジル戦後移住50周年記念祭開催に伴う記念植樹について
拝啓 時下益々ご清祥の事とお慶び申し上げます。
いよいよ本年2003年は、伯国の戦後移住が再開されてから50周年を迎えることになりました。今日ある日系社会の繁栄は、先駆移住者のたゆまぬ努力の賜物と、多くの先輩移住者の方々に心から敬意を表します。
戦後、ブラジルへの移住が再開され今年で50年、その初期には多くの問題や困難もありましたが、日伯間は現在、政治、経済、文化とあらゆる面で大きな絆で結ばれ、特に日系人の農業面での実績は多大な評価がなされております。しかしながら、最近は出稼ぎによる空洞化が叫ばれ、80年代の活気ある日系社会は衰退しつつあります。この時期に戦後移住再開50周年を迎え、今こそ現実を認識し、過去に学び、将来をみつめ直す必要に迫られております。また一方、数年後には日系社会にとって大きな節目となる移民100周年を迎えます。
この大切な時期にあたって、有能な二、三世と戦後移住者世代がお互いの長所を生かしあって協力することで、日系社会の活性化に大きく貢献出来るものと思います。その意味からも、戦後移住50周年はブラジル日系人全体の祭典として皆様の賛同と協力を頂けるものと確信致します。その一環として、受入国ブラジルへの感謝と日伯両国のますますの親善を深めるため、平和のシンボルである桜を育てつつ、より良い環境つくりを目指して行く所存です。
具体的には、別添パンフレットの通りブラジルの国花イッペーと、日本の国花である桜を記念植樹する事業を行っております。イッペーと桜の苗を皆様方にご購入頂き、サンパウロ大学構内、オザスコ市シッコ・メンデス公園、サンパウロ市ピニェリーニョ・ダ・アグア公園などに植樹致します。植樹後は木に通し番号を付け記念誌に記録するほか、植樹記念碑を建立し、購入いただいた方のお名前をプレートに彫りこみ、次の世代、更に次の世代へと戦後移住者の心を受け継ぎたいと考えております。
ブラジル戦後移住50周年記念祭実行委員会では現在まで次のような事業を実施してまいりました。
○ブラジル戦後移住50周年記念式典
日時 2003年7月26日 (土) 10時より
場所 サンパウロ州議会議事堂 モヌメンタルホール
来賓祝辞 (ブラジル)ジェラウド・アウキミン サンパウロ州知事、シディネイ・ベラウド州議会議長
パウロ・コバヤシ下院議員(日伯議員連盟代表)
(日本)池田維在ブラジル大使、後藤博子衆議院議員(日伯議員連盟代表)
藤田雄山広島県知事、増田寛也岩手県知事、橋本大二郎高知県知事、浅野史郎宮城県知事、
稗田慶子福岡県副知事、藤本和弘兵庫県副知事、永田建太郎21世紀地域リーダー交流代表、
(ブラジル日系団体)上原幸啓ブラジル日本文化協会会長
参加者 約800名 協力者 約150名
○ブラジル戦後移住50周年記念講演会
第1回講演会 「日本と日本文化の普及」
日時 2003年6月14日(土) 14時より
場所 ホテル・バロンルー コンベンションホール
講師 江副隆秀氏(新宿日本語学校校長)
参加者 130名
第2回講演会 「日系二世のたどった戦後50年」
日時 2003年6月28日(土)14時より
場所 ホテル・バロンルー
講師 渡辺カズオ氏 元最高裁判所判事
植木シゲアキ氏 元ミナス・エネルギー省大臣
平野セイジ氏 サンパウロ大学文理学部長
参加者 130名
第3回講演会 「戦後移住50年の総括」
日時 2003年7月12日(土)14時より
場所 ニッケイ・パラセ ホテル
講師 宮尾進氏 ブラジル人文研究所所長
鈴木正威氏 ブラジル人文研究所理事
小松雹玄氏 国際協力事業団サンパウロ事務所所
参加者 120名
○ブラジル戦後移住50周年記念写真展 「写真で見る戦後移住50年史」
日時 2003年7月25・26・27日
場所 サンパウロ州議事堂 モヌンタル・ホール(オープンスペース部)
出展枚数 1メートル平方展示パネル カラー38枚、白黒23枚 (計61枚)
展示内容 戦前から現在までのブラジル戦後移住50周年の写真記録
○さくらとイッペー植樹式
・サンパウロ大学構内植樹式
日時 2003年6月26日(木)9時より
場所 サンパウロ大学構内、天皇陛下植樹記念碑前
・ピニェリーニョ・ダ・アグア公園植樹祭
共催 サンパウロ市、ブラジル戦後移住50周年記念祭実行委員会
日時 2003年7月19日(土) 10時より
場所 サンパウロ市ジャラグアー区ピニェリーニョ・ダ・アグア公演
植樹参加学校 ロジェ・フェレイラ小学校、ルイス・ダビ・ソブリーニョ小学校
エルナーニ・シルバ・ブルーノ小学校(計約270名)
アルモニア学生寮(27名)
日本伝統芸能の披露 鳥取県人会(桜踊り等)、アルモニア学生寮(太鼓)
・サンパウロ大学構内植樹祭
協力 三菱商事株式会社(桜苗木1000本)
日時 2003年8月4日(月) 9時より
場所 サンパウロ大学構内、体育学部スポーツセンター内
植樹参加学校 サンパウロ大学付属幼稚園、サンパウロ大学付属保育園
アルモニア学生寮、大志万松柏学園(計200名)
日本文化芸能の披露 アルモニア学生寮生徒によるコーラスと太鼓
○ 開拓先没者慰霊祭(ブラジル都道府県人会連合会との共催)
日時 2003年6月18日(水)午前8時30分より
場所 イビラプエラ公園内開拓先没者慰霊碑前
○ 協賛事業
・全伯ゲートボール大会
日時 2003年7月、18、19日(日)
場所 全伯ゲートボール協会ゲートボール場(サンパウロ市ジャバクアラ区)
〇 ブラジル戦後移住50周年記念誌 編纂出版事業
発刊 2003年12月
総ページ数 430ページ (内カラー写真20ページ、白黒写真220ページ)
内容 戦後移住者の特徴と功績、写真で見る戦後移住開始から50年
戦後移住の歴史概要、日系社会の未来図を夢見る、座談会、討論会
ブラジル戦後移住50周年記念事業の記録、植樹協力者名簿
〇 後援行事
・ブラジル日本移民95周年、戦後移住再開50周年チャリティーショー
「思い出の唄でつづる激動の昭和」
開催日 2003年8月24日(日)
場所 ブラジル日本文化協会、大講堂
なお、今後は以下の事業が計画されております。
○ 第4回記念講演会 (在サンパウロ日本国総領事館共催)
家森幸男教授(京都大学名誉教授)
日時 2003年9月3日(水)
場所 ブラジル日本文化協会 小講堂
テーマ 「日本の食文化と長寿の秘決」
協賛、後援行事
・ 「舞踏の軌跡」公演 (SESC主催、在サンパウロ日本国総領事館、国際交流基金協賛)
開催日 2003年9月2日より
場所 SESC コンソラソン他
内容 日本、ドイツ、ブラジルからの舞踏家、ダンサーの参加によるフェスティバル。
・ 戦後移住50周年記念歌謡祭
主催 日伯音楽協会
開催日 2003年11月16日(日)
場所 静岡県人会館
以上、宜しくご協力ご支援の程お願い申し上げます。
戦後移住50周年記念祭実行委員会
委員長 中沢 宏一
付記
◎ 植樹及び管理造成事業計画概要は、別添パンフレットをご覧下さい。
◎ ご協賛いただけます場合には、下記銀行口座にお振込みお願い申し上げます。
振込先 郵便振替口座
口座番号 00160−8−425476
加入者名 ブラジル桜・イッペー植樹委員会
加入者払込局 ニュー新橋ビル内
口座管理委員会: サンパウロ新聞社東京支社長 鈴木雅夫, ニッケイ新聞社東京支社長 藤崎康夫,
株式会社アルファインテル南米交流代表取締役 佐藤貞茂
◎ 詳細につきましては、下記にお問い合わせ下さい。
戦後移住50周年記念祭実行委員会、第6回フェスティバル・ド・ジャポン日本側連絡事務所
株式会社アルファインテル南米交流内 担当:佐藤貞茂、山際貴雄
住所 〒105-0004 東京都港区新橋3−8−6 大新ビル6階
TEL 03−5473−0541 FAX 03−5473−0540
e-mail : info@alfainter.co.jp
戦後移住50周年記念祭実行委員会 事務局
Comissão Comemorativa dos 50 anos de Retomada da Imigração Japonesano Brasil
Rua Barão de Iguape, 148 - 1ºandar - São Paulo - SP - CEP 01507-000 - BRASIL
TEL/FAX :(11)3276-9450 e-mail: sengoijyu@ig.com.br
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