年金生活をブラジルで=“国際的余生”の新しい形=2000ドル超の受給者に永住権【9月26日(金)付けニッケイ新聞】より転載。
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ニッケイ新聞にリタイアメント査証という年金生活者向けの永住権取得例として近藤良雄さん(六三、神戸出身)の実例を取り上げ詳しく説明しています。このリタイアメント査証制度を導入している国が世界で17ヶ国に上るとのことで中南米では、メキシコ、グアテマラ、コスタリカ、ベネズエラとブラジルの5ヶ国があるそうです。東京のブラジル講演会の席上ブラジルに置ける治安の問題とロングステイに対する質問もあり、勉強不足でこの穴場とも言える年金受給者向けのシルバー移住の制度を知らなかったため十分な返事ができなかったと反省していますが、今後このリタイアメント査証によるブラジル移住権取得の方法をPRして行きたい。一度永住権を取得すると2年間以上ブラジルを離れない限り半永久的に通用で出たり入ったりが自由ですので好きな時に好きなだけ留まり2年以内に一度はブラジルを訪れれば取得した永住権が一生通用する。長旅と健康問題、言葉の問題、治安の問題等があるとはいえ探せば広いブラジルの事、地上の楽園が存在する。元気な内は、一年の半分程度を生活費の安いブラジルでノンビリと言った生活パタンを考えて見ては如何でしょうか。ポルトアレグレの市内にあるゴルフ場付のコンドミニアム等は、格好の候補地でしょう。写真は、私の住むポルトアレグレ市内にあるベレーン・ノーボ・ゴルフ・クラブの風景です。 |
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ブラジルにもシルバー移住の波が押し寄せるか――。近藤良雄さん(六三、神戸出身)は昨年六月に神戸製鋼を定年退職し、ブラジルで暮らすという積年の夢をかなえるために永住権を取得して十二日に来伯した。欧州諸国同様、ブラジルにも年金受給者向けのシルバー移住を受け入れる制度があり、月二千ドル以上の年金受給者に限って永住権を与えている。同制度は九十年代前半に制定されたが、日本からはあまり利用者がいなかった。
近藤さんには聖市在住の兄(移住者)がおり、その関係から定年したらブラジルで暮らしてみたいと希望していた。以前に二回来伯しているが、いずれも一週間程度。今回はすでにポ語の個人授業も受け始め、本格的な定住生活に入った。
昨年六月に神戸製鋼を定年する同時に、ツニブラ旅行社大阪支店に相談し、書類準備を開始。ブラジル名古屋総領事館が求める書類を集め、十一月に正式申請し、今年三月初旬にはビザ発行認可の知らせが届いた。ブラジリアの本省決済で、大統領選挙を挟んでいたにも関わらず、五カ月間で終わった。
一般的には書類準備開始から一年間はかかると申請を担当する旅行社側は想定しており、かなりのスピード発行のよう。査証業務に詳しいリベルコンの高田フェルナンド社長も「レウニオン・ファミリアール(家族呼び寄せ)なら通常二〜三ヵ月、時に四ヵ月かかることも。おそらくシルバー移住ビザも同じくらいでは」と解説する。
提出した書類は▼パスポート全ページのコピー▼ビザ申請用紙(総領事館で配布)▼戸籍謄本▼住民票▼二千ドル以上の年金給付証明書▼源泉徴収票▼写真▼無犯罪証明書▼口座残高証明書(ブラジル銀行東京支店に口座を開設し一万ドルを預金)だそう。
近藤さんは「一番大事なのは月々の年金給付額が規定を超えていることのようです」と語る。年金額が足りない人で、それを補うために資産目録(銀行残高など)を添付して申請したが、総領事館から却下されたケースが以前あったそう。高田社長も「一ドルでも足りなかったらダメでしょう」と語る。年金額がギリギリの場合は、その時々の為替を睨みつつ申請した方がいいようだ。
ブラジル法務省サイトによれば、このビザで二人までの扶養者(二十一歳以下の子どもや自分の親)も連れていくことができる。それ以上の場合は、一人当たり千ドル分の年金給付月額の上積みが必要となる。
総領事館からビザ発行認可の知らせが来てから九十日間以内にパスポートを提出し、スタンプを押してもらう。スタンプの日付から、さらに九十日間以内にブラジルに入国し、外国人登録をする。
ビザ申請代行費用は旅行社によってまちまちだが、一般的には十万円から十五万円以上はかかりそう。
近藤さんは米国の永住権取得も目指しており、三国を股にかけた“国際的余生”を過ごそうと考えている。
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この年金受給者向けのリタイアメント(退職)査証制度は世界十七カ国で実施されており、欧州でも英国、イタリア、スペインを始め五カ国、南米ならベネズエラにもあるが国によって条件は様々。(「海外移住情報」サイト
www.interq.or.jp/Tokyo/ystation/world.html参照)。
早速、ジャカルタにお住まいの永岩 裕さんから次の様なお便りを頂きましたので掲載しておきます。南米であればウルグアイとかアルゼンチンが年金受給者への永住権を出して呉れる国かと思いますがブラジルでも可能であると云う事が判っただけでも今後シニアーの皆さんの一つのオプションして利用頂ければと念願します。
拝読いたしました。
年金受給年令に達してもいないのにジャカルタでもう半分そんな生活中の者です。
取りあえず現在はジャカルタ在住ではありますが、子供の来年度の高校またはそれに準じた教育をどうするか〜が未定ですからなんとも書きようもないのですが、希望は棄てていません。
例えば、欧州でそれを認めているのがスペイン・イタリア多分ポルトガルもかな。ニュージーランドやハワイもよさそうですが
南米ならブラジルですね。どこにも一度は滞在したいと思っております。以上は全部旅行でいった国々ですが、グアテマラやベネズネラ・コスタリカなど中南米はまだですが
いつかは旅行でいってみたいです。
さてブラジルでは、和田さんがご紹介のように、最低2千ドルの年金額があるとブラジル永住権がもらえるとか。特にメリットがあるのは一度取得すると最低2年に一度の入国でいつまでも保持できる事で、好きなだけ滞在できる事です。
通常の入国にはビザを日本人にも要求する地球上でも数少ない国の一つですがこのビザも不要で入出国がくり返しできる事でしょうか?ただ就労は難しそうですね?このビザでは。
申請費用も1000ドルから1500ドルと納得できる金額です。肝腎の年金受給額ですがこれが問題になりそうです。僕は長期間、支払っていませんから、多分2000ドルどころか恐らく年金額はミニマム最低額ですから、多分無理でしょう。
どうしてもやるのなら、アメリカのソシヤル・セキュリティ番号は所持しているので日本よりはるかに短期間の払い込みで年金受給資格がえられるアメリカで年金の受け取れるようにして、例えば日本から毎月1200ドルくらい、米国から800ドルくらいもらえばなんとかなりそうですが所詮は取らぬタヌキのなんとか’’になりそうな雲行きです。
おいしい果物にボサノバのリズムで体を揺すりながらブラジル女性とのカルナバルを楽しむ、人生の悦楽ですね!!
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