和田4月訪日計画中止について。
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和田4月4日より27日迄約3週間の訪日を計画しておりましたが、諸般の事情によりこの訪日計画を急遽キャンセルすることになりましたのでお知らせします。『私達の40年!!』記念誌発行の作業の一環として昨年末より帰国同船者の消息を尋ねての旅を計画、楽しみにしておりましたがこれが頓挫する事になり非常に残念に思っております。特に岡村 淳さんに御願いしている『40年目のビデオレター』取材を直接お手伝い出来なくなった事に対し申し訳なく思っております。添付の写真は、今年1月に揃って年を重ね和田62歳、妻けい子54歳の合同誕生祝いに撮ったものです。
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『私達の40年!!』記念誌発行企画の一部として日本へ帰国された同船者を尋ねる旅は、私なりに楽しみにしていたのですが実現せず残念です。それでも初期の目的とも云える『私達の40年!!』は、型を変えてホームページという便利な文明の利器を通じて皆さんより寄せられた貴重な資料(写真を含む)、原稿を生かす事ができ私なりには満足感を感じております。これをベースにして今後より一層充実した戦後移住の一部を皆で書き上げ、残して行ければこれに増す幸せはありません。
さわやか商会の業務は、そこそこ順調に行っており、これからは本業に身を打ち込みより盛業を目指し頑張って行くことになりますが、4月の訪日、5月の40年祭行事を終えてからと自分なりの区切りを付ける積もりでしたが、108日に渡る連邦大学ストと変則の12月授業再開後大学での激務が重なり体調を崩している女房の健康面(精神的な面も含め)を考えるとこれ以上身勝手に自分の遣りたい事を遮二無二押し通す事が出来ず、何もして遣れないがせめて傍にいて苦しみを分かち合えればと思い日本行きを断念した次第です。私の人生で初めてとも云える女房への思い遣りによる決断であり商社で猛烈社員振りを発揮していた頃には思いも付かない結果となりました。これ迄、外面ばかり大事にして一度決めたら何が何でもと我武者羅に家族に犠牲を強いて来ましたが、ここらで自分の生き方を考え直す時期に来ているのかも知れません。これを年齢による退化と呼ぶのでしょうか、それとも幾分でも人間らしい生き方を選ぼうとする進歩と取るべきなのでしょうか?いずれにしても『私達の40年!!』の関係者の皆さん、日本の多くの皆さんにご迷惑を掛ける結果となる決断ですが一度位は家族、女房への配慮を優先させたいとの気持ちでの選択ですのでお許し下さい。5月の行事が終われば大学も一時休暇になるので女房と二人でチリー(同船者はいませんが)にでもゆっくり出向いて見たいと思いますし、其のうち又女房と一緒にゆっくり日本の温泉めぐりでも出来ればと念願しておりますが実現するでしょうか?
平成14年3月12日
和田 好司
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