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川口 外務大臣宛ての 【在 ポルト・アレグレ 日本国総領事館存続に関する要望書】
ポルトアレグレ総領事館の存続を訴える地元官民の声は、日増しに大きくなって来ており、在ポルトアレグレ総領事館には、続々と存続要望、意見書、陳情書等が届いております。3月15日付けのサンタカタリーナ州、州議会における決議書第MOC/0011.7/2004号、3月16日付けのポルトアレグレカトリック大学(PUC)NORBERTO FRANCISCO RAUCH総長から川口 順子外務大臣宛ての公文書096/2004、3月19日付け南伯2州日本語講座開講大学連絡協議会による川口 順子外務大臣宛ての要望書等のコピーが手元にありますが、その内の南伯7大学で開講されている日本語講座の先生方81名の署名がある要望書を下記の通り全文を公開して置きます。
尚、文書のデジタル化(タイプアップ)は、今回も大阪に住む妹の手を煩わせました。
写真は、大学での日本語授業風景のものをと考えていますが、手元にないので文化の殿堂と言われるサンペードロ劇場とブラジル桜、パイネイラスの花を臨時に使用して置きます。




                           2004年3月19日
日本国外務大臣
川口 順子 殿
                           南伯2州日本語口座開講
                           大学連絡協議会


   在 ポルト・アレグレ 日本国総領事館存続に関する要望書

拝啓
春まさにたけなわの頃、外務大臣のおかれましては、益々、ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、昨今、報道関係より、2005年12月末をもって在ポルト・アレグレ日本国総領事館が閉鎖されるとの情報を得て、驚きと当該地区において日本語教育を初め、日本文化関連講座を開講している大学関係者に大きな不安を与えております。
御存じの事とは存じますが、在ポルト・アレグレ日本国総領事館は、日本とほぼ同面積を有する南伯2州(リオ・グランデ・ド・スール州、サンタ・カタリーナ州)を管轄区域としております。
当該地区は、ブラジルのなかでも、教育と生活水準が最も高い地区で、日本に関する興味関心が高く、日本と同面積の広い地区に散存する各大学初めとし、各種民間文化団体も、在ポルト・アレグレ日本国総領事館を窓口として、国際交流基金や日本政府機関の経済的援助や後援を受け、日本語や日本文化の普及に努め、現在に至るまで、多くの親日家を育て、また毎年、日本への留学生を送り出して参りました。
しかし、南伯2州の日本語教育団体や日本文化普及団体は、                         
もし、在ポルト・アレグレ日本国総領事館が完全閉鎖という事態に陥れば、1960年の総領事館開設以来、延々と築いてきた南伯2州と日本との太いパイプ役・支えを失う事のなり、日本とブラジルの両国にとって大きな損失となります。
また総領事館閉鎖後は、90年代初期にドイツ政府がブラジルにおけるドイツ政府機関の縮小・撤退及び経済的援助の縮小・廃止開始以後、大学を初めとしてドイツ語教育機関でのドイツ語学習者は激減し、ドイツ文化普及団体の活動も年々下火となっている現状の二の舞を繰り返す事は確実であります。
 そこで、在ポルト・アレグレ日本国総領事館閉鎖がどうしても避けられない場合は、
教育・文化担当部門及び日本への留学、就業や観光などのための日本渡航の便宣を図る旅券部門だけでも在続させ、総領事館の機能を最低限に縮小させた、日本国領事館あるいは日本国領事事務所の形での領事部門の維持、在続をここに心よりお願いする次第であります。
現地の切実な要望の現れとして、ここに日本語教育を実施している各大学関係者の署名を添付致します。
外務大臣におかれましたは、当該地区の実情や将来に御配慮頂き、
外務省内の担当部門への上記の形での領事部門・在続の可能性の検討の指示をお願い申し上げます。
敬具




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