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ブラジル移民の足跡1冊に 楠本教授が書いた『移住坂』 神戸新聞より転載
既に『私たちの40年!!』HPにも楠本先生との交信を寄稿集286番目に神戸移住坂を書かれた楠本先生からのお便り欄として紹介しておりますが、神戸新聞、毎日新聞等に楠本先生についての記事が掲載されているとの事で神戸新聞掲載記事がニッケイ新聞にも転載されていましたので早速先生にお知らせした所、メールで『移住坂―神戸海外移住史案内』のエピローグ部分と同書出版記念の集いの案内を送って下さいました。4月28日(水)午後5時55分開会(笠戸丸出航の日時)との事、盛会をお祈りします。
楠本先生が展開しておられる市民運動は、『私たちの40年!!』HPの根底に流れる気持と合い通じるところがあり時間と共に風化して行く戦後移住者の生き証人の証言を少しでも後世に書き残して置きたいとの切なる気持が通じる事から私たちも先生の運動に協力して行きたいと願っています。今後とも宜しくお願いします。
写真は4月17日付けで同記事を掲載しているのニッケイ新聞です。


【神戸新聞十日】希望に燃え、神戸から七つの海へこぎだして行った移住者たちの足跡を後世に伝えたい、と芦屋大学の楠本教授(62)が『移住坂―神戸海外移住史案内』を出版した。明治元年の開港以来、百三十年以上の歴史を刻んできた神戸からの移住者の労苦を振り返り、足跡を伝える市民運動の意義と現況も広く紹介しようーとの願いを込めて書き上げた。
「神戸を海外日系人の故郷に」
第1回ブラジル移民船「笠戸丸」の出航や、移民収容所での生活ぶりなど具体的なエピソードを織り交ぜて詳しく記述している。
 神戸の山手にある旧・神戸移住センター(国立神戸移民移民収容所)から、移民船乗船記念碑があるメリケン波止場までをつなぐ坂道・移住坂(仮称)。鯉川筋を含む南北の一本道で「日本の国際化の先駆者となった移住者がかつて歩いた道」として楠本さんは本のメーインタイトルにも採用した。
 市民運動で建立された移民船乗船記念碑は、ブラジル、アルゼンチン、北米などからの日系人が一時帰国した時に訪れる目的地の一つ。同碑と旧移住センター、「移住坂」を神戸の観光名所にしようとする動きがある。
 楠本さんは「神戸を、海外日系人約二百五十万人の心のふるさとにして、国際、観光交流都市としてさらに発展させたい」と話している。
 B6判、百二十四ページ。定価千円(税込み)。ジュンク堂三宮店、元町の海文堂書店で取り扱っている。問い合わせは発行元のセルポートTEL242-1161。


和田様
お返事が遅くなりました。
この4月から芦屋大学(教育学部教授)に勤めることになりました。国際関係論、多文化共生論、自治体国際政策論などを担当します。また、立命館大学は引き続き、客員教授として出講します。海外日系人と祖国日本を結ぶ運動も続けます。
『移住坂〜神戸海外移住史案内』はおかげさまで、神戸新聞、毎日新聞(4月17日号)などに取り上げていただき、また雑誌も、『月刊神戸っ子』や『雪』(神戸市消防局発行)が取り上げてくれる予定です。出版記念の集いも開催予定です。
『移住坂』のエピローグ、取り急ぎ送ります。後日『移住坂』や新聞雑誌も送ります。
和田様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。皆様によろしくお伝えくださるようお願いします。
楠本 利夫

040421『移住坂〜神戸海外移住史案内』
エピローグ
この原稿を書く直前、佐藤国吉氏の訃報が飛びこんできた。
神戸の名門中堅船会社である佐藤国汽船会長の佐藤氏は、「移民船乗船記念碑」建立実行委員会の設立発起人代表をつとめられた。海外雄飛の決意も固くいままさに移民船に乗り込もうとしている若い夫婦と子供の移住者家族像は、今日も神戸メリケンパークから遠い異国を眺めている。
佐藤氏のオフィスで、移住者顕彰事業について相談したときのことを昨日のように思い出す。
あれは、1999年の12月の寒い日だった。日伯協会の黒田事務局長と私が訪問したオフィスは、旧神戸外国人居留地の中の伝統あるビルの7階にあった。南向きの会長室は窓から暖かい日が差し込み、暖房がよくきいて心地よかった。ソファに深く身を沈めた佐藤氏に、「神戸発世界行きの海外移住者の顕彰事業をやりたい」と切り出した。佐藤氏の目からぽろぽろと大粒の涙がこぼれおち、「楠本さん、是非その仕事はやってください。神戸は多くの移民を送り出した町であるのに、なぜ、これまで、だれも移民の足跡を神戸に残そうとしなかったのか不思議に思っていた」と言われた。移民収容所の近くで生まれ育った佐藤氏の少年時代、移住者はきわめて身近な存在だったそうだ。
「記念碑の除幕は、2001年4月28日にしたい。21世紀最初に到来する第1回ブラジル移民船・笠戸丸が神戸を出航した日であるこの日に除幕することによって、19〜20世紀の海外移住の歴史を、風化させることなく21世紀に伝えたい」と説明すると、即座に、「まことにいい話だ。全面的に協力する」と力を込めて言われて、そのあと、ぽつんと「それまで生きていなければならないナ」と独り言のようにつぶやかれたのが印象的であった。
佐藤氏は、実行委員会発足後は顧問として大所高所から実行委員会にご意見を賜った。記念すべき募金寄付第1号は、この佐藤氏と、ブラジル在住の姫路出身移民1世の後藤留吉氏だった。
記念碑完成の直前に体調をくずされた佐藤氏は除幕式には臨席できなかったが、病床で記念碑が立派に完成した旨の報告を令息から受けられた、と伺っている。
神戸には、移住の語り部である人が今も数多く住んでおられる。この人たちが持っている貴重な記憶、記録、資料は、時の経過とともに確実に薄れ散逸する。いまこそ、神戸海外移住顕彰事業を広く市民に知ってもらい、市民の力を結集して事業を進めていかなければならないと思っている。
2001年5月、「神戸海外日系人会館」の実現をはかるための「設立準備実行委員会」が発足した。旧「神戸移民収容所」を海外日系人会館とするための市民組織だ。井戸兵庫県知事、矢田神戸市長も委員会顧問に就任された。市民運動である移住者顕彰事業も盛り上がっている。
この拙い書が、神戸の海外移住について市民が興味を持ってくださるきっかけになればこれ以上の幸せはない。

 
旧移住センター保存・活用に向けて
『移住坂』(楠本利夫著)出版記念の集い(ご案内)

拝啓、季節を強烈に印象づける桜の花盛りがすぎ、まもなく目に青葉の好シーズンを迎えます。この好季に、日本とブラジルが固く結ばれ、4月28日が、まさに96周年の記念日となります。移住した先人のご活躍を思い、神戸と歴史的なかかわりを留めて、この度、神戸と海外移住という視座から、前神戸市国際部長の楠本利夫氏が、『移住坂–神戸海外移住史案内』を発行しました。
 当時の神戸はブラジルを中心とした南米方面へ移住者を送り出す街でもありました。明日の幸せを求めて神戸港から出発された移住者は約26万人。多くの市民が移住者を見送り、健康と大成を願って、別れを惜しみ声援を送りました。あの日から96年の歳月が流れました。今日この歴史をほとんど人が知りませんが、移住者が挙げた功績は多大なものでした。ブラジルに住み着いて、国際協力の最前線で素晴らしい歴史を築いてくれました。「夢と希望」を持ち、光りに向かって神戸港を出航した人々の活躍に対して、神戸では「官民で顕彰事業」を行っています。今日に至るまでの足跡、意義が『移住坂』に詳しく記載されています。過去を学び、将来に生かす格好の素材となる一書です。ふるさと神戸、兵庫、そして日本を考える、更なる一歩になるはずです。
 ご多用のところ、誠に恐縮に存じますが「出版記念の集い」に、ご臨席賜りたく謹んでご案内申し上げます。   敬具

<日時> 平成16年4月28日(水)午後5:55開会
(第一回ブラジル移民船・笠戸丸神戸出航日時)
<会場> 兵庫県私学会館(TEL 078-331-6623/〒650-0012 神戸市中央区北長狭
4丁目−3−12/JR元町駅東口下車、北西側徒歩2分)
<会費> お一人 5、000円(当日受付)
<発起人(50音順)>井戸敏三(兵庫県知事)、奥田眞丈(芦屋大学学長)、貝原俊民(阪神・淡路大震災記念協会理事長)、小町恭士(外務省元官房長)、崎山昌廣(神戸学院大学客員教授)笹山幸俊(神戸国際協力交流センター理事長)、芹田健太郎(神戸大學名誉教授)、新野幸次郎(神戸都市問題研究所理事長)、平田幸廣(日伯協会会長)、矢田立郎(神戸市長)、林同春(神戸華僑総会名誉会長)
<世話人> 金光清行、岸田芳彦、黒田公男、桑田優、徳田一彦、村上美穂、山田芳信
※ 誠に失礼とは存じますが、ご出席の有無を、4月23日(金)までに、セルポート岸田 
(FAX 078-242-0900)まで、FAXにてご連絡頂きたく存じます。(電話242-1161)
宛先:セルポート 岸田(FAX 078-242-0900)ご出席者お名前                (楷書でお願いします)ご住所            (〒    )所属団体名                       TEL又FAX                      




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