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ポルトアレグレ総領事館存続問題のその後
ポルトアレグレ総領事館存続問題に付いては、ニッケイ新聞、サンパウロ新聞等邦字新聞でも取り上げて頂いており何らかの決着が付くまでは、ブラジル日系社会の話題として注目される所まで来ております。先週は、衆議院議員9名の議会制度調査団が来伯、続いて参議院議員6名の来伯、更には9月中旬の小泉総理の来伯と続き日本からの政治家が大挙してブラジルに来られます。この機会に手を尽くしてポルトアレグレ総領事館存続のキャンペンを有効に繰り広げる必要があると思います。日本ブラジル交流協会の藤村 修民主党代議士(大阪選出)の同交流協会主催の歓迎夕食会とそれに先立つ理事会に出席する機会があり関係者のご意見も伺うことが出来ました。ポルトアレグレ総領事館の存続問題は、既に来年度の予算措置に絡む財務省との具体的な検討段階に入っているようで取り扱いに注意すべき微妙な点があるとは思いますが、関係者のコメント等を咀嚼した上で敢えて中間報告的に掲載する事にしました。
写真は、日本ブラジル交流協会理事長の藤村代議士夫妻歓迎夕食会の席上で撮らせて頂いた石田総領事とご一緒の歓談中のものです。


前文の藤村 修民主党代議士と共に来伯された故小渕総理のご令嬢、小渕優子群馬県選出自民党代議士にもお父様の関係からブラジル稲門会の相田祐弘会長宛てに南日伯援護協会の栗原隆之事務局長から嘆願書を手渡して欲しいとの依頼を出しておりましたが、相田会長から下記通知が届きました。従い今回の中間報告は、栗原事務局長宛のお便りの形で送付メールを掲載することにしました。

南日伯援護協会
栗原 隆之 事務局長 さま
栗原さんが出されたブラジル稲門会の相田祐弘会長に送られたポルトアレグレ総領事館存続への嘆願書は、無事相田会長より小渕優子代議士に手渡されたとの通知が下記の通り来ておりますので転送して置きます。
24日の藤村 修代議士の歓迎会の席上、石田サンパウロ総領事、佐藤首席領事にもお会いしました。皆さんのお話を咀嚼しますとやはりポルトアレグレ総領事館の閉鎖は、既定方針通り?実施される。総領事館閉鎖後の地元在留邦人の保護、旅券、査証発行等を一番近いクリチーバ総領事館に移すと距離的にも大きな負担を掛けるのでパラグアイのアスンシオン大使館の領事事務所としてのエンカルナシオン、ボリビアのラパス大使館の領事事務所としてのサンタクルスと同じようなステイタスのクリチーバ総領事館管轄のポルトアレグレ領事事務所として残すように財務省と具体的な折衝に入っているようで年内には予算措置として決着が付く見込みでそれまでは一切公式にはコメントできない話題のようです。
私たち地元民のポルトアレグレ総領事館閉鎖反対キャンペンは、総領事館としての存続は難しいようですが、現在の外務本省よりの外交官3名体制が1名の領事事務所長?として存続するのであれば最低の領事事務として在留邦人保護、旅券、査証、在外選挙投票等がポルトアレグレで継続して享受できることから『名を捨てて実を取る』ことになり有難い事だと思います。
今後も最終決定がおりるまで(ポルトアレグレの長島総領事からの正式通知伝達があるまで)気を緩めずに見守って行く必要があると思います。


和田好司様
昨夜、三田会会長、石井賢治氏の子息のMorumbiの豪邸で、帰る間際の小渕優子さんの歓迎会があり、高井さん等近しかった人達だけが招かれて彼女とお会い致しました。
その時、皆さんの集まる前に、例の嘆願書を、私からの御願状を添えて、お渡ししたのですが、その場にサンパウロ領事館から西山巌領事が同道出席されて居り、彼の話に依ると、この件は、来年度から閉鎖されることに既に殆ど決まっているのではないか、と話されて居りました。  
しかし書類は一応優子様にお持ち帰り頂きました。
Florianopolisに行かれたのは、ロンドン時代のお友達に逢いに行かれたのだそうでした。
彼女は、親に似ず(?)、背の高い、大変人柄の良さそうな女性でした。
以上、ご報告まで、
相田



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