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ブラジル・ニッポン移住者協会・100周年記念事業、記念誌「ブラジル移住の100年」刊行計画(案) 
ブラジル・ニッポン移住者協会は、『ブラジル日本移民 戦後移住の50年』という記念誌を発行し大きな反響を呼んでおり、100周年記念事業として桜とイッペー植樹キャンペンを現在も続けていますが、新たに2008年のブラジル移民100周年記念事業の金字塔としてこれまでと違った形の生きた100年史を後世に残す計画を検討しております。その推進者として仕事をご子息にバトンタッチ?寝食を忘れて打ち込んで居られるのが徳力啓三さんです。今回、徳力さんが作成した立派な記念誌「ブラジル移住の100年」刊行計画(案)を入手しましたので寄稿集に掲載させて貰う事にしました。ブラジル移民100年を支えた各界の100名による生きたブラジル移民史が完成するのを楽しみにしております。徳力さん頑張って下さい。
写真は、昨年ブラジル・ニッポン移住者協会の事務所訪問時に撮らせて頂いたブラジル・ニッポン移住者協会、会長の小瀬真澄さんです。



ブラジル・ニッポン移住者協会・100周年記念事業

記念誌「ブラジル移住の100年」刊行計画(案) 
2004年12月14日検討用

趣旨
· 100周年を迎えるに当たって我々一世移住者が遺してゆけるものとしては、日本人のブラジル移住100年の歴史、事跡を整理し、それを文章化し、顕彰することであると信じる。
· 記念誌「戦後移住の50年」発刊が、移住者協会の事業として認知され、一つの大きな区切りになったように、日本人の「ブラジル移住の100年」を記念誌として日本語でまとめることは当移住者協会に取って、最も適した記念事業であると思う。
· 日系コロニアの過去の姿を日本語で書き表す最後のチャンスであると思う。
· 100周年事業として日系コロニアの各団体、個人誰もが賛同、協力してもらえる身近な事業になり得ると思う。沢山の方々の善意と熱意をここに結集させ、100周年の祭典を盛り上げたい。
目的
· 個人の事跡を中心に、年代別に、その背景とそれを取り巻く人物群を描き出すことにより、只単なる歴史の流れのみを記するのではなく、日本人がブラジルに対し、または日系コロニアに対し、どのように貢献したか、全体として捉えられ、且つ移住者の苦労、心情が理解出来るような実話をまとめる。
· 日本語の読めないブラジル生れ2世、3世が、将来、ポルトガル語に翻訳された日本人移住者の歴史、業績を記録したいものを読めるように、今こそ事跡をまとめておく最高の時期である。予算が許せば、ポルトガル語での刊行をも考えたい。
· 日本の公館庁、図書館、教育施設に「ブラジル移住の100年」を寄贈し、ブラジルに移り住んだ日本人のありのままの姿をみせ、日本に住む日本人の参考になれば幸いである。。

記念誌「ブラジル移住の100年」全4巻の内容
 1−総論・ブラジル移住の100年
内容:ブラジル、日伯、日系社会の歴史的背景を時代区分して記述する。年表も使用。
原稿:人文研の複数の人達、赤嶺氏、外山氏に執筆を依頼するのが理想的
 2−日系社会編
  移住地の発展に貢献した100人
対象:各移住地から1乃至2名程度の推薦を依頼し、推薦状をお願いする。
原稿:元移住振興職員、新聞記者、外山氏に執筆を依頼する。資料:各移住地の記念誌
  日系コロニアのリーダーとして活躍した100人
対象:文協、エスペランサ婦人会、地方の文化・体育協会
担当:各団体に原稿を依頼する。 資料:日本国から表彰された人達
  政治家、軍人、学者、弁護士として活躍した100人
対象:連邦議員、州議員、市長、市会議員、連邦・州の官吏、職業軍人
担当:準二世乃至は二世の適任者
3−産業界、事業界編
   経済界、商工業界で活躍した100人
  対象:商工会議所、リベルダーデ商工会、アマゾニア商工会
担当:工業移住者協会、開発青年隊   資料:光を放った男たち
   農畜林、水産界で産業の発展に貢献した100人
対象:山本喜誉司賞受賞者を中心
担当:東山研修生、農大会
   文化活動、社会福祉、メヂアで活躍した100人
対象:史料館、人文研、援護協会、サンタ・クルース病院、老人ホーム、こどものその、希望の家、地方の文協、エスペランサ婦人会、新聞・雑誌、放送
4−文化芸術・スポーツ界編
    日本語教育界で活躍した100人
対象:日本語普及会、日本語センター、赤間学院、コチア農学校、ニシムラ農学校、地方の日語学校
  日本文化、芸術部門で活躍した100人
  対象:文学、短歌、音楽、演劇、バレー、絵画、書道、茶道、生花、
原稿:推薦と執筆はそれぞれの団体に依頼する
   スポーツ、娯楽部門で活躍した100人
対象:相撲、柔道、剣道、空手、合気道、陸上、水泳、野球、卓球、テニス、サッカー、ソフトボール、ゲートボール、ラジオ体操、歩く会、カラオケ、将棋
          原稿:推薦と執筆はそれぞれの連盟又は団体に依頼する

付録として人名索引簿をつける。それには移住者の名前、生年月日、着伯年を記載する。記念誌全4巻に記載されている名前を網羅し、記載ページを載せた人名簿とする。
 
発刊計画とその費用概算
1−全4巻の100周年記念誌を発刊を目標とする。各巻は300〜320ページ程   とし、一人物につき1ページ程度でまとめ、業界別に各巻100人前後の人物を登場させる。
2−第1巻は総論とし、第2から4巻は各論とする。索引は別巻とし100ページ程度のものを付録につける。
3-包装、装丁は「50年」と同等程度のものを想定する。
4−発刊時期は資金と労力配分の関係もあり、2005年度は準備期間とし、編纂委員の選定、資料の収集をおこなう。2006年年末に第1巻を発刊、2007年上半期に1冊、下半期に第3巻、2008年の記念祭までに残り1巻と人名簿の完成をめざす。
5−発刊部数は当初目標として4000部とする。
6−100周年記念誌4巻とは別に移住者名、家族、着伯年月と簡単な現況を半ページにまとめた「自分史」を有料で、別巻として作成する。人名簿にもその名前を記載する。これを刊行することにより、より幅広い協力を受けられ、かつ、発刊資金の補填を図る。


7−費用の概算
  各巻の編纂費用        RS$  50.000.00
  各巻の出版費用、各巻4000部  RS$  50.000.00
事務費用、発送費用、その他  RS$  15.000.00 各巻 RS$  115.000.00

全4巻の経費   RS$  115.000.00x4巻 総計  RS$  460.000.00
人名簿の印刷費                   RS$  30.000.00
諸雑費(人名簿と自分史分も含めて)         RS$  70.000.00
総計                        RS$  560.000.00

  資金の調達方法
    1−日系団体を通じた販売
   100周年記念誌に登場する日系の団体、事業体を通じて各記念誌発刊毎に1巻につき10冊を引き受け、会員の方々に販売していただく。10冊につき1冊を当該団体に寄贈する。1冊の価格を50レアルとすると一団体当りの販売額はRS$ 500.00となる。ブラジル全土にある日系団体数、事業体を300としてその70% 約200軒の協力をうけられるとすると
        200軒x RS$ 50.00x10冊 X4巻 =  RS$ 400.000.00 (8800冊)
    2−販売に協力してくれる個人を通じた販売(日系書店を含む)
   協会員、取材人、県連関係者、文協関係者を通じ、友人、知人に販売していただく。1項と同じく10冊に付き1冊を贈呈する。   
 100人x RS$ 50.00 x 5冊(平均)x4巻= RS$ 100.000.00(2200冊)
 3−JICAの助成を受ける
  1巻につき100万円x4巻=400万円に匹敵する額  RS$  100.000.00
  日本の政府、公館庁向けに寄贈する冊数 600冊X4巻     (2.400冊)  
4−日本向け販売(全国3000軒の図書館の30%に移民100周年の記録を購入してもらう運動を行う。
   900図書館X1冊X4巻 X¥2000.00(RS$50.00)RS$180.000.00
                                (3600冊)
  合計                  RS$ 780.000.00 ( 17.000冊)
     販売予想の80%を達成出来るとすると、入金額は62.4万レアルとなり
     冊数は13600冊となる。 

5−別枠として、資金の補填のために、個人史の出版を行う。
  支出は
    取材費  一人当り RS$100X300人  =  RS$ 30.000.00
    印刷費  半ページ200人、1ページ100人 計200ページ
        写真なし 合計5000冊の印刷代    RS$ 50.000.00
    諸雑費                     RS$ 10.000.00
                   支出合計     RS$ 90.000.00

   配本   依頼人は300人X10冊づつ= 3.000冊
        日本の図書館及び政府公館向けに 1.500冊
        伯国内での販売 500冊として 合計 5.000冊 
  収入は
    取材・編集代として一人当り RS$ 200.00 X300人    RS$ 60.000.00
    依頼人向け本代 一冊RS$ 30.00 X300人 X10冊    RS$  90.000.00
    伯国内での販売   RS$30.00x500冊          RS$ 15.000.00
                     収入合計  RS$ 165.000.00
  収益見込みとして収入支出の差                RS$ 75.000.00
        
個人史に名を連ねる事を誇りにするような雰囲気作りが必要である。個人史を依頼する方々が、編纂の途中、沢山現れるのではないかと推定する。

配布先
  各巻4000冊として、各巻の販売先予測は次の通り。
 日本向け
  国、県、市町村の移住関係部門          300冊
  全国の新聞社への寄贈             300冊
  各県、市町村の図書館へ寄付            900冊    計1.500冊
 ブラジル国内での販売
  団体、事業体販売推進者 200軒x80%x10冊 1.600冊
  自分史購入者  300名  x 2冊  =    600冊   
  個人での販売推進 100名x80%x 5冊     400冊    計 2.600冊
                         合計  4.000冊                         

                         10/12//2004 KT書き改める



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