マニフェストと質疑応答@ 谷広海氏(顛末記4)
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最近、選挙戦を戦う場合、各候補者の公約と言うかマニフェストとして公浮ウれる習慣になりつつあるが日本文化協会の選挙でこれまで対抗馬が出てきたことが無かったことから今回の3候補者による選挙は初めてでこのマニフェストが各候補者別に新聞に掲載されています。谷候補は、マニフェストの冒頭で「ここ数年、これほどコロニアの注目を集めることはなかった」と、今回の選挙を位置付けた。確かに100周年を如何に盛り上げ実施して行くか100周年記念事業は、戦後移住者の我々が実質的推進者として協力できる最後の祭典であり我々が遣らなければならないとの固い決意が示されており多くの共感を得ている。しかしながら97年に及ぶブラジルに於ける日本人社会は、層が厚く戦後移住者としての我々だけが動かせる程、軽いもので花井とつくづく感じさせられる出来事となりました。谷陣営には、コロニアの新しい顔として副会長以下コロニアの優秀な人材が顔を連ねていますが、2世層、女性層の代侮メおらずこれは会長に当選すれば半数を入れ替えるとの公約ですが、もう少し時間を取り役員名簿作成時点でその取り組みをして置くべきであったのではないかと思います。
4月16日の第1次選挙では、804票を獲得第1位となるも絶対多数に達することが出来ず4月30日の決戦投票に持ち込まれた。
写真は、谷候補選挙事務所の壁に所狭しと唐轤黷ス檄文です。
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マニフェストと質疑応答@ 谷広海氏 4月13日 (1239)
4月16日に行われるブラジル日本文化協会の会長選挙の谷広海氏のマニフェストと質疑応答です。ニッケイ新聞4月12日版からお借りしました。
4月12日(火)ニッケイ新聞
冒頭、「ここ数年、これほどコロニアの注目を集めることはなかった」と、谷候補は今回の選挙を位置付けた。
選挙に関して、二序Z人もの候補者を連名にする現在のシャッパ方式があるために、対抗シャッパを出すのが難しくなっており、コロニアの民意を反映しづらい状態になっていると指摘した。「コロニアを一致団結させる弊害となっている」。当選すれば、「選挙制度の見直しが最初の公約」と明言した。
コロニア分裂を避けるために、当選したら現在のシャッパの半分に外れてもらい、二世陣や女性を入れるために役員を再告ャする考えを明らかにした。
「この五〜六年、文協には決断力、責任感を持ったリーダーが不在で、新事業のアイデアも不足していた」と問題点を挙げた。そのうえで、文協に隣接する軍用地の買収手法に関して、選挙が決まってから交渉を始めるなど、現執行部に先見の明がないと厳しく断罪。会場となった小講堂の設備不足(空調など)を例にとり、「時代の流れを見ていない」と分析、さらに「会員はお客さまだという意識が欠けている。文協職員の対応がなっていない」と、経営者としての顔も覗かせた。
地方文協や日本との関係を密接化する重要性も今後の課題とし、それらの問題を解決できるのは「人の五倍頑張ってきた、働き者の私しかできない」と締めくくり、万雷の拍手が会場から送られた。
■文協について■
◎「現在、文協が進めている創立五庶年事業を継続して行うのか」
「(五庶年事業について)深くは知らないが、百周年を三年後に控えた今、必要なことだろうか」と疑問を投げかけた。「三百七叙怎激Aルもの金額を落Z計上しており、その多くを寄付金に頼っているようだが、実質無理ではないか」とした上で、現職の上原候補に見通しを聞いた。
上原候補はルアネー法などを挙げ、文化に関するものであれば、可柏ォは高いとの回答に谷氏は、自身の経験から、融資における銀行などの手数料や利子が高いと指摘。個人の考えとしては、「無理をしない範囲で百周年の練習としてやりたい」との考えを述べた。
◎「〃双子の赤字〃とも言われる国士舘スポーツセンター、移民史料館の運営・取り扱いをどう考えるか」
「四年ほど前に桜祭りに行き、『これからどうなるのだろう』という現地の声を聞いた」という。「これからは道路も良くなり、一時間ほどで行けるようになるのでは」という希望的観測のうえで、「環境の良さや充実した設備の点からの将来性」を指摘。地元で委員会を作り、フェイラの開催や、百周年に卵zされる日本からの訪問団に備え、聖市からの循環バスなども考えられる」とした。
史料館に関しては、マイクロフィルムなどで保存、管理を行っているアメリカの例を出し、資料整理を進めつつも、施設の環境整備が重要と話した。
◎「文協を通じたコロニアの活性化と次世代の若者をどのように取りこんでいくか」
「こうすればよくなるというのがおかしい」と質問自体に疑問を呈し、「例えば百周年でどうやってパカエンブー(競技場)を一杯にするか」といった議論を各団体にしてもらう。「活性化は目的を共有することによって生まれる。若者を呼ぶ問題も同様で、例えば、この小講堂にも若者を呼ぶのであれば、椅子はいらない。そういう声もきく必要がある」と話した。
■移民百周年について■
◎「日伯総合センターの建設問題」
「レオポルジーナ案はご破算」と自身のマニフェストを再確認。祭典協会の組織やシステムを「いびつな団体」と位置付け、同協会の理事長に立候補し、後には解散させたい」と語った。
その代わりに「大成功に終わったブラジル日本移民八庶年の時のように、文協内に(百周年の)委員会を作りたい」と組織を作り変える国zを説明した。
◎「箱物以外の百周年事業をどう推進するのか」
「どういう考え、フィロャtィーで行うかが問題」とし、「私自身はブラジル人と意識しているが、一世でもある。百周年は一世が最後に残す仕事だと思う。感謝の気持ちをブラジル国民に伝える」という。
「記念誌や祭典を通じて、日伯の親善に繋げる必要がある。議員連盟や経団連などとの連携を強化する」との抱負を語った。
マニフェストと質疑応答A下本八郎氏、 4月14日 (1248)
土曜日に迫った文化協会会長選挙の3候補者のマニフェストと質疑応答AとBを下記に掲載して置きます。
4月13日(水)ニッケイ新聞
「文協を思い愛している皆さま」と会場へ語りかけ、日本語学校連合会や日本人会など様々な日系団体の代浮務め、各国の日系コロニア訪問してきたことを強調した。
ヴィラ・レオポルジーナ問題に関して、「大きなお金が必要なプロジェクトを提案しても、文協にはお金がないし、日本からも出せないと言われる。会員から一万レアルずつ集めたらいいということも始めたがすぐにダメになり、新聞にバンバン叩かれるようになった」経緯を厳しく批判し、同案は「キャンセルする」と公約した。
具体的には、「ヴィラ・レオポルジーナはやらない」とする提案を百周年祭典協会総会に出すという。
百周年には記念誌発行を提案した。INSS問題など文協が抱える経済問題も「政治的に解決すべき」と政界での影響力の強さを匂わせた。
日本語学習の重要性に関して、「日本語を勉強しなくてもいいという人もいるが、日本がある間は日本語を教えるべきだと思う。日本人の顔に誇りを持ってもらうには、日本語を教えるしかない」と熱く語り、会場の拍手を誘った。
■文協について■
◎「現在、文協が進めている創立五庶年事業を継続して行うのか」
「自分は監査役をしているが、(五庶年事業は)今日知った」と話しながらも、「五諸Nというのは大事な年。歌やショーなどを行い、日伯の歌手などを招待しては」とアイデアを披露。多くの新規会員を獲得した谷氏を見やりながら、「収入もあったことだから何かできるでしょう」と会場の笑いを誘った。
◎「〃双子の赤字〃と言われる国士舘スポーツセンター、移民史料館の運営、取り扱いをどのように考えるか」
「センターは自分にとっても思い出深い場所」と、自身が州政府と国士舘大学との橋渡しをした経緯を振り返ったところで持ち時間切れ。おどけたポーズに会場からは笑いがこぼれた。
◎「文協を通じたコロニアの活性化と次世代の若者をどのように取りこんでいくか」
「二世も七、八〇代になってきた。でも、まだまだ元気でしょ」と、隣に座る上原候補に笑いかけた。これからは三世の時代、自分のシャッパにも若い世代がいることを強調しつつ、「誰かそういう人がいれば、人は入ってくる」と話し、「イベントをもっと開催する必要もある」と語った。
先ほど触れなかった移民史料館問題ついて、「移転も視野に入れ、一般の人が訪れやすい環境にすることで、多くの人を呼ぶことができる」と、移転の考えをほのめかし、集客力強化の必要性を述べた。
■移民百周年について■
◎「日伯総合センターの建設問題」
「私個人としては理事長を始め、幹部に対して何の感情もないが、少ない人員でプロジェクトを決めてきたのは事実」と明言。加えて、「一万レアルを一人ずつなどは無理」と断定、「根回しなしの臨時総会などもあり得ない。私ならしっかり根回しする」との意気込みを語ったところで、残念ながら時間切れとなった。
◎「箱物以外の百周年事業をどう推進するのか」
私たち日系人は百周年に誇りをもっており、ブラジル社会では、一番信頼されている民族でもある。「百周年には、ブラジル全体で喜べるものが必要だ。今は若い人を中心にアニェンビーでの催しを考えている」と語った。
「忘れてはいけないのがデカセギの問題で、三叙恊lの兄弟たちは、日本でイベントをやりたいと言っている」と強調し、デカセギ帰国後の環境整備も必要だとの意見を述べた。
◎「文協と移民百周年祭典協会の関係をどう考えるか」
同協会は全伯組織になっておらず、実質小人数で運営していることを再指摘。「全体の催しにするためには、文協が中心になり特別な委員会を作り、会計を別にすることもできる」などの考えを明らかにした。
<谷 広海文協会長誕生を願う>赤嶺副会長候補よりの檄文です。4月14日 (1247)
日本文化協会の会長選挙は愈々16日(土)に迫っていますが、副会長のお一人として谷派参謀の赤嶺さんより掲題の檄文を受け取りました。
<谷 広海文協会長誕生を願う>
前略 すみません。別便にしようかとも考えましたが、貴兄の盟友の谷 広海さんの文協会長選挙がいよいよ大詰めに迫り、いろいろと電話での応援、応対に追われています。選挙結果は、残念ながら、まだはっきりと読めませんが、何しろ、第1回目の投票で単純に一票でも多い多数票を獲得した者が勝つのか、50%プラス1票の絶対過半数浮獲得した者が勝利するのか、まだ選挙基準さえはっきりしないところがありますので、これから谷さんと対策したいと考えているところです。和田さんがブラジルへお帰りになる時は、谷 広海文協会長誕生の吉報でお迎えしたいですね。
困惑、疑問そして批判=文協会長選=残り2日、熱い局面=委任状の獲得合戦が激化 4月14日 (1249)
2日前に迫った文協会長選挙も最後の局面で水面下の鍔競り合いが起こっているようです。これが選挙前の最後のニュースとなります。成田に付けば決着が付いているでしょう。谷旋風、勝利に結び着くでしょうか。楽しみです。
4月14日(木)ニッケイ新聞
今週末に迫った文協会長選挙。白熱する委任状獲得合戦が水面下で続いており、有権者から困惑の声が上がっている。また、決選投票が行われることが選挙管理委員会(原田清委員長)で決められたのは既報(九日付け七面)したが、この規約の解釈を巡っても疑問が浮上。さらに、編集部には谷候補のマニフェストに関して、下本候補から非難のFAXが届くなど文協初の選挙戦が今、熱い局面を迎えている。
「まだ誰に投票するか決めてないなんて! まじめにコロニアの将来を考えているの!?」
某文協会員の自宅に、ある候補の熱烈な支持者から、委任状を依頼する電話があった。
「選挙の状況も分からないし、土曜までに考えたい」と返答したところ、冒頭の言葉となり、ガチャンと電話が切られたという。
「不愉快な思いをした」この会員、選挙についての情報を得るため、文協事務局に赴き、未払い分が約五百レアルあることが分かったという。
今年になって三月末まで一千七署lが入会。これは昨年度の会員数の四割に相当する。全員が最低の半期五曙ワレアルを払っていたとしたら、五万八千八百五純激Aル。まさに文協にとっては、〃選挙景気〃といえる状態となっている。
この数字に関しては、約五百七署lが谷候補の事務所からの瑞ソによるもの。本紙の取材で、下本候補は「選挙のために会員を勧誘したり、代理瑞ソはしていない」と話している。
残り五百人のうち、四百人は上原陣営の獲得したものという消息筋の話もあり、谷有利との風向きも変わってきそうだ。
これからの新規会員は選挙権が得られないため、現会員三千六百三署lで選挙戦が争われることになる。
事務局は、このうち八百〜千人の会費未納者がいるとしているが、確実な数は把握していない。瑞ソがあれば諸N前までさかのぼり、会費の支払い状況を確認している。
過去に未払い分があることが分かれば、選挙権を失うが、選挙当日その未払い分を支払うことも可煤B
なお、一会員が署l分の委任状を提出することができるが、被依頼人に未納が発覚すれば、全ての委任状が無効となる。実際、現執行部の理事でも、未納期間が確認されており、国民年金未払い問題と同様の状況といえる。
事務局側は「当日(午前九時から体育館で受付)は混雑が卵zされるので、事前に確認してほしい」と呼びかけている。なお、代理確認は可狽ニいう。
′戦投票に異論も
誰も過半数を得票しなかった場合は一位と二位が決選投票をする、という選管の判断について一部から疑問の声が挙がっている。 というのは、選管委の規約二序Z条にmaioria simples dos votosと明記されているが、「これは最多得票が当選することを意味するのではないか」というもの。この解釈に従えば、決選投票は必要ないことになる。
選管委側の説明によれば、定款第二処齒第一項にあるmaioria de votosとの言葉を叩き台にしており、「法律的にはmaioriaは、過半数をさすことが多く、選管委でもそう解釈した」という。実際、誤解を招く恐れがあるため、「simplesという言葉を取ってはどうか」という意見もあったようだが、法的解釈するに留まっている状態だ。
≠わや泥仕合?
下本候補からのFAXを要約すると、〇二年に改正された民法には「団体経営者を選挙によって選出するー10406番59条」により、「谷候補のマニフェストで『現在のシャッパは廃止する』というのは、民法上無理である」というもの。これに対し谷候補は、「(圧力もあるが)コロニアの良識を信頼している」と話している。
林アンドレー弁護士によれば、「団体経営者」が現在、定款で二序Z名の候補者となっているだけ。定款を改正すれば、民法上の問題はないが、第七章全般を改正する必要がある」という。
シャッパ撤回を要求=高等審議会、谷氏に=選挙直前に説得工作 4月16日 (1256)
現在、日本時間4月17日午前6時30分、ブラジルでは16日の午後6時半既に日本文化協会の会長選挙は終っていると思いますが、結果が分らず気になっています。何方投票に参加された方の結果通知をお願いします。ニッケイ新聞に投票前の新しい動きとして最高審議会の元鉱山電力相の上木茂彬会長が最後の谷下ろしの説得を試みたとのニュースが出ていましたので下記して置きます。
4月15日(金) ニッケイ新聞
文協会長選挙を三日後に控えた庶O日夜、最高審議会の植木茂彬会長らが谷候補に対し、シャッパ撤回求める説得工作を再度行なっていたことが庶l日、本紙の調べで分かった。谷候補は「選挙なくして文協改革なし」と初志貫徹の高ヲを崩さず、前回同様、交渉は不調に終わった。
「すでに割れているコロニアがこれ以上分裂しないようシャッパを取り下げてくれないか」
膝を交えた二時間の話し合い。高等審議会の貞方賢彦氏も同席した。
同じバストス出身で六諸N来の友人とされる渡部和夫氏や、USP入学時、すでに教鞭を取っていたという上原氏に、植木氏は全幅の信頼を置いている。そんな二氏に協力して欲しいと頼まれたことが説得工作の背景にあるとみられる。
この会合で、植木氏は上原候補に会長を続投してもらい、下本候補は顧問など要職に、谷候補には百周年祭典協会の理事長を任せたいとの代替案を提案した。
植木氏が谷候補にシャッパを取り下げるよう電話で「要請」したのは、先月三処齠に続き二度目(四月二日付七面で既報)。
谷氏は「民法に定められた選挙というシステムを無視しているのでは。シャッパを公示し、数百人という支持者に応援されている今となっては時期的に遅過ぎる」と再び固辞した。
また、植木氏は「選挙が必ずしもいいわけではない」と説いたようだが、谷氏は「選挙なくして文協の活性化、近代化はない」と持論を展開したという。
さらに、「三ヵ月以内に現在のシャッパを解体し、新しい体制をつくる」と公約した谷氏に対し、植木氏は「投票者に失礼だし、不謹慎」と非難したとされるが、話し合いは平行線をたどった。
貞方氏は本紙の取材に対し、「誰が会長になってもいいが、現在の分裂した状況は良くないと考えているのでは」と、植木氏の意図を説明。
一方の谷氏は「『選挙をするな』というより、選挙後にコロニアが割れないような形に持っていくのが、高等審議会の役目だ。今さらシャッパを取り下げるようなことになれば、それこそ不満としこりが残るのではないか」と話している。
谷君の選挙結果 4月16日 (1261)
和田様
訪日中のこと、お仕事も大切でしょうが、しっかりと日本を満喫して来てください。
谷君の選挙は、OFFICIALではありませんが、谷804票/上原733票/下本
249票で、過半数に89票足らず、決戦投票に持ち込まれました。
残念でした。 決戦投票は,4月30日午後2.00時とのことです。
相田
谷君の選挙結果 4月17日 (1262)
相田 さま
谷君の選挙結果報告有難う御座います。矢張り決戦投票に持ち込まれたのですね。次は4月30日ですか?これから水面下、楓ハでも熱い戦いが続く事でしょうね。
心配は、決戦投票の場合、委任状の再作成が必要になるのでしょうかね。第一回投票時の委任上がそのまま使用できれば問題ないのですが、選挙管理委員会がどう判断するかですね。再度作成が義務付けられるのであれば私の1票は減ってしまいます。これからの新聞ニュースに注目しましょう。
日本での2日目は、1日日本の春を満喫していました。
ではまた。
<注目の文協会長選>赤嶺副会長候補さんよりのお便り。 4月18日 (1266)
先日の選挙結果は、ブラジル稲門会会長、文協副会長候補の相田さんから御知らせ頂いておりますが、ブラジル日本商工会議所の大久保彦左衛門的な存在である赤嶺副会長候補からも次のような報告を頂きました。4月30日の決戦投票(上位2者)まで下本票の行方、委任状の有効性、活発な選挙戦が繰り広げられる事でしょう。
<注目の文協会長選>
ポルトアレグレの和田さんは、もうとっくに訪日して今頃満開の桜などを優雅な気分で鑑賞していらっしゃることでしょうか。こちらは、激しい残暑の中、そうは行きません。和田さんの盟友の谷 広海さんが初めて文協の会長職に挑む注目の選挙が16日(土)午後に行われ、全有効投票の約45%に相当する804票を獲得して卵z以上に健闘したものの、残念ながら、絶対過半数(有効投票総数の50%プラス1票)を取れなかったため、一応来る30日に嵐閧ウれている決選投票の段階に第2位の上原現会長〔732票〕と二人で進出することになりました。尚、ご参考までに、第3位の下元候補の得票数は、209浮ナした。決選投票の段階に至るまでには、まだ多くの山あり谷あり、さまざまな紆余曲折が卵zされます。
ニッケイ新聞による文協会長選挙関係ニュース 4月19日 (1270)
4月19日(火)ニッケイ新聞
30日決戦投票へ=谷、上原両候補の一騎打ち=文協会長選挙=谷804、上原733、下本244
今月三藷午後二時から、決選投票へ=。三年後に百周年を控え、〃全伯日系社会の代普Vを争う文協会長選挙が、序Z日午後行なわれ、一千七百八庶l票(白票三)の有効票があり、谷候補が八〇四票(四五%)でトップの得票率。しかし、三候補とも八百九庶O票の過半数に達せず、谷、上原両候補が再び、文協会長の座を争うこととなった。文協初の投票制選挙ということもあり、受付や投票所での不手際も目立った。
「委任状の整理券は無くさないでください。三藷午後二時から、決選投票を行います」。開票終了後、選挙管理委員会の原田清委員長は宣言した。
文協五諸Nの歴史始まって以来の会員直接投票による会長選挙。三年後の百周年にも関わってくるだけに、多くの会員が午前九時過ぎから文協を訪れた。
受付会場となった体育館では、会員証明や会費の支払い確認のため、書艪フコンピューターを設置。四署l体制で初の選挙に備えた。
「投票まで二時間半待たされましたよ」「高齢者も列に並ばされていた」「一つの投票箱からゴッャ褐ナまって、ある候補の票が出てきたのはおかしい」などといった不満や疑問の声が会場のあちこちで聞かれた。
委任状依頼者をアルファベット別に受付したため、持参した人が何度も並ぶこととなった。簡素化したつもりが、逆に煩雑になってしまったのは、選管の不手際だろう。
また、ある有権者は二枚の整理券を貰っている。名前のアルファベット順に並んで一枚貰った後、違う受付に行くよう促され、そこでもう一枚。
「自分のしか投票せんかったけどね、まあおかしいわな」と手に残った一枚をひらひらさせ、笑った。
「一体、どうなってるんだ!」。緊迫した空気に投票所が包まれたときも。盾フ委任状を持った有権者が「すでに全ての委任状が投票済み」として、投票できないというハプニングが起こった。
本来事務局が預かるべき委任状を当初は有権者の手に戻していたその間に不正が行われた可柏ォも無視できない。過半数を取るかどうかで勝敗が決まる今回のような選挙で、助[の価値は大きい。
投票は嵐闖I了時間より一時間延長、開票は午後五時を過ぎて開始された。会場となった大講堂では、百人以上が結果を見守った。
一千七百八庶l票(白票三)の有効票があり、谷候補が八〇四票(四五%)、上原候補は七百三庶O(四一%)、下本候補二百四庶l票(一三%)の得票となった。
一方の監査役選挙は一千七百七暑繧ェ有効票(白票五)となり、谷候補は七百九序Z票(四庶l%)、上原候補七百三曙ワ票(四処黶刀j、下本候補二百四諸ェ(庶O%)となり、これも三藷の決選投票へ持ちこまれることとなった。
三藷の決選投票までの二週間。さらなる委任状の獲得、既会員の掘り起こし、下本氏との連立合意などが上原、谷両候補に残された課題となる。
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