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有川鉄筋工場 日本の技術導入し大繁盛 南リオグランデ州 (サンパウロ新聞9月15日付け記事)
サンパウロ新聞の若手記者、吉永 拓哉記者が私用も兼ねてポルトアレグレに遣って来た。拓哉君のお父上とは、学生時代にアマゾンのトメアス移住地で一緒に過ごしたこともある古いアミゴであり一晩我が家で泊まり一杯飲みながら色々邦字新聞記者としての苦労話を聞かせて貰った。日本語を読む一世移住者の減少と活字離れによる購読者の激減で苦しい経営を強いられており助ェな取材費も無く『好きでないと遣っておれない』と笑っていましたが、何とかブラジル移民100周年までは存続させたいと言うのが現在の目標でそれ以後の経営は困難になってくるのではないかと邦字新聞の将来の見通しは暗いとのこと。
南伯ポルトアレグレ関係の記事を書いて呉れているのでWEB版から拾い、送ってくれた新聞を掲載して置きます。
ポルトアレグレでは老舗の有川旅行社の拓大柔道部出身の猛者、有川 修さんの華麗なる転進?を取材しておられます。自ら出稼ぎに出かけ戻ってから其の経験を生かし出稼ぎの送り出し旅行社で財をなし南伯のコロニアにも有川基金として大きな社会還元を実行した人。拓哉君の後見人でもある。


南リオグランデ州の実業家として知られる有川修さん(六藷歳、鹿児島県出身)が、ポルトアレグレ市近郊のエステイオ市で、三年前から画期的な事業を起こし、同州日系社会のなかで話題となっている。
 近年、ポルトアレグレ市近郊都市は目覚しい発展をみせており、人口増加に伴い高層ビルが多く建設されている。
 そこに目をつけた有川さんは、自宅横の敷地に鉄筋加工工場を作った。「この辺りの建築現場では、労働者が鉄骨をノコギリで切ったり、パイプを突っ込みテコの原理で曲げたりして、原始的なやり方をしていた」と有川さん。
 それなら、ということで日本から鉄筋切断機と、ベンダー(鉄筋を曲げる機械)をそれぞれ一台ずつ輸入した。
 ブラジルにもこれらの機械はあるが、日本製のように正確な長さで鉄筋を切断したり、曲げたりできないのだという。
 『有川鉄筋工場』では、購入した鉄筋を建設会社の注文に合わせ、自慢の日本製機械で鉄筋を自由自在に加工し、自家用トラックで建設現場に運ぶという事業を行っている。
 開業して間もないころ、大手建設会社から「一日七トンの鉄筋を加工できるか」との依頼があり、この仕事は当たると実感したそう。また同工場では、指定された納期に必ず鉄筋が届くよう心がけており、他社からの信用を得ているが、これも日系工場の特徴といえる。
 有川さんは「鉄筋は放置していても腐るものでないからお金と同じ。鉄筋の切れ端までクズ鉄屋が買ってくれるのだから」と話す。
 さらに有川さんは工場敷地内にゲートボール場を設け、地元日系高齢者たちに開放しいる。「オレも早く隠居したいが、なかなか周りが許してくれないから」と南伯の実業家は豪快に笑った。【ポルトアレグレ発・吉永拓哉記者】



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