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『ブラジル経済は、好調なのでしょうか?』 西郷 勝弘さんの問題提起とそれに対するコメントです。 
ブラジル日本商工会議所のメンバーによるメーリングリストBATEPAPOのメンバーのお一人西郷 勝弘さんからの『ブラジル経済は好調なのでしょうか?』という素朴な質問、問題提起が出されそれに対する返事、解説(翻訳)等で賑わいました。インフレが鎮圧され、貿易収支が絶好調、直接投資、高金利による外資導入によるドル外貨準備額の増大、レアル通貨の対ドルレートが異状とも言える限界のR$2,20台までの高騰と外見的にはブラジル経済は好調?と見られているが、高金利制度、無制限なドル通貨の下落、『PTよお前もか?』と言いたくなるブラジル特有の汚職発覚による政治不安、来年の大統領選挙を前にして本当にブラジル経済の現状、将来への見通しをどう見ればよいのかブラジルに住んでおられない皆さんには、少しその拠り所の背景、事実が理解し辛い点も多々あると思いますが日常生活に即した西郷さんのブラジル経済の現状分析と赤嶺さん、山下さん、伊豆山サン等の適切なコメントと共に【ブラジル経済に付いて】の欄に収録させて頂きました。
写真は、西郷さんより送って頂いた見事な太公望振りを発揮しておられる珍しい写真です。こんなのを釣り上げて見たいですね。


メンバーの皆さん
  西郷です。

 私はエンジニアの端くれで経済のことは判りませんので、現在好調と言われているブラジル経済についてどなたか解説頂けないでしょうか。
 と言いますのは昨日、00時過ぎまでBINGO CPIのャ塔uラ(セルヂオ ゴメス、サントアンドレ市長殺害容疑者)と上院議員たちの質疑応答をTVで聞いていて、今のブラジルの現状が目を覆いたくなるような惨状だと感じ、絶対的証拠が出ない限り、なんでもありで、それが現ルーラ政権の欲するものではないにしろ、止むを得ない方針と感じられ、国家を良くする、国民の為の政治を目指す労働組合出身の労働者の代浮ニしての良識はその欠片さえない,モラル、正義はどこに行ってしまったのか、という今の現状は、私に新聞を開く気力さえ失わせつつあるような状態です。これは私だけなのでしょうか。
 ャ塔uラ殺人容疑者は誘拐、その後、殺された元サントアンドレ市長(PT有力者の一人)の側近だった一人で、誘拐に見せかけて市長(友人)を殺害した委託者と見られています。誘拐されたときも同じ車に乗っていて、何もされずに助かったと言う人物ですが、PTへの裏金つくりの為に賄賂を集め回り、ついでに私腹も肥やしたと疑われています、そして、この殺人事件に関連して、もみ消しの為のPTとのつながり(殺人に直接関係したとは思われませんが賄賂がPTに流れていたことがばれることを恐れる)も疑われています。事件後の捜査当局の盗聴電話等を聞く限り、ャ塔uラは大の親友だったと言う、市長が殺害されたことを悲しんではおらず、仲間間の電話で「奴(殺された市長のこと)」と呼んだり、殺された市長の内妻に「TVの会見で、うまく悲しんでいる妻を演じた、よくやった」と話したり、PT幹部とも電話で事件について相談するような電話をしたりしていますが、自分(ャ塔uラ)は事件後、マスコミに叩かれ容疑者に祭り上げられ今まで弁解機会は全く与えられなかったと言いますが、弁解の絶好の機会であるCPIで何か聞かれるごとに「覚えていない」、警察で証言したことについて都合が悪いことは「動転していて何を言ったか覚えていない」、事件の状況についても「動転して覚えていない」で結局、弁解することは何も出来ないのが実状です。余談ですが殺された市長が乗っていた防弾車「ミツビシ」「パジェロ」という名前が度々出て。賊に襲われてぶつけられた時に両側のドアが開いた、ドライブのギアが入らなかったというャ塔uラの証言は、正直な話、現実は判りませんが、太いカンヌキがドアについている防弾車のドアが両側がショックで同時に開くなどとはちょっと信じられない話で、メーカーとしても変な宣伝をされて面白くないだろうと感じました。
 このようなことは、この事件だけではなく、うやむやの内に結論がでないまま昨日期限切れで終わってしまった「MENSALAO CPI」(国会での採決票買収の為の毎月の味方議員への手当問題、毎月一人当たり約150万円相当?)」でも同じような状態です。白であればそれを主張すればよいことで、疑われる証拠が山ほどあるのに、決定的な証拠がない限りシラを切り続けるという現状はハラワタが煮えくりかえります。私が判決をしてはいけないのですが、新しい証拠が出ると今まで言っていたことを覆し、新しい別の弁明をし、又新しい証拠が出るとそれを繰り返すのはどうしても弁明者を信用することが出来ません。
 これらのことは直接、経済とは関係ないように言われますが(意識的に言っている様に思う)、本当なのでしょうか?
私の推測ですが、
 今の経済は自由主義経済では当然のことかもしれませんが、リスクの少ない高利益を欲する投資家(銀行)と外貨が欲しいブラジル政府との要求が一致してバランスが保たれていると考えています。勿論、輸出が好調と言う要素もあると思いますが、大きな要素は19%の高金利を払うブラジルに金を持ち込まない銀行は「馬鹿」と言わざるを得ません。私でさえ、わずかな金額でも日本の親兄弟に「あるだけの金を送れ最低6%くらいにはなるぞ」と言いたいところですが、どうしてそれをしないのでしょうか。(している人もいるかもしれませんが)
 それは当然、何時レアルの切り下げがあるか判らず、非常にリスクがあると考えるからだと思いますが、では、どうして桁違いの大金を動かす銀行がリスクを感じないのでしょうか? 本当に国がまじめに働き始め、動き出したからでしょうか?
本当にそうであれば、どうして19%もの高金利を払うのでしょうか?
 私は元ボストン銀行本社(USA)の役員だった中銀総裁のメレーレス総裁があまりマスコミ等浮ノ出ない形で、政府と外国大手銀行との仲介をして、「俺が中銀総裁でいる間は安心して投資していて良いよ、もし、切り下げなどの動きがある場合には事前に連絡するから」くらいのことをやっていて、何がしかの、私達にとっては目のくらむような金額を銀行から受け取っていても何もおかしくないと思わせるような現政府の状況だと思います。
 高金利はインフレを抑えるためだというのが大義名分のようですが、ただそれだけの理由にしては企業家、消費者、延いては国家にとって犠牲が大きすぎるように思います。
 でも別の考え方もして見なければならないと思いますが、こんな高金利を払いながらも、具体的には知りませんがバランスは黒字、経済好調で高金利を払いながらでも長い目で見れば国は本当に良くなりつつあるのかもと思うのですが。
 確かにインフレがなくなり国民は得られる収入の範囲で生活する習慣をつけ、耐えることを身につけたのかもしれません。
でも、ブラジルの一流大学のひとつであるUSPの工学部を卒業しても、全員が希望する会社には入れず、仕方無しに希望外の会社に勤めている、就職は中級事務員が下級事務員の職に就き、下級事務員は店員になり、店員の一部は女中になる、東北から出てきた人は女中の仕事も簡単に見つからないと言うのが実状のように思われます。そして、どのような仕事でも良いからと探し廻っても見つからない人が犯罪に走るというパターンのように感じられます。労働者実質賃金だって下がっています、そして、労働組合幹部が政府と一緒に甘い汁を吸い、文句が出ない体勢が出来ているのではないかと思われます。
 マスコミにでる「経済がよくなった」という情報は政府及び銀行(投資家)の机上の数字だけで判断されるのだなと、今更感じさせられています。どうしてドルがこんな状態なのでしょうか、輸出だけではないと思います。 銀行が年金者、給与天引き等で必死に貸し付けようとしているのを見て、全く不愉快です。
シテイー銀行などは会社の女の子に電話をしてきて、いらないと言うのに、しつこく金を借りろ、旅行したくないか、試しに一度借りてみなさいと、ひどいしつこさです。(試しに一度借りてみなさいというセールス文句があるのでしょうか?)
 外国投資家(銀行)が持ち込んだ金が余っている証拠ではないでしょうか。
 人でも、モラル的に間違ったことをし続けたら何時かは破綻するはずです。国でも同じことが言えるのではないでしょうか、ブラジルは現状では良くはならない。
 ブラジルは良くなっているから日本側もブラジルに目を向けるべきだというのは、正しい見方ではないと私は思うのですが、どうなのでしょうか。、勿論、ビジネスチャンスは大いにある大国であることには間違いありませんが、でも安易に考えることは危険だと考えます。
私も皆さんと同じようにブラジルを愛する日本人のひとりですが、日本への情報発信に際し、良いことばかり言うのではなく現実も正確に伝えなければならないと考える次第です。
日本から人が来るたびに、「ブラジル経済は良くなったそうですね、カントリーリスクはすごく下がったそうですね」と聞かされるたびに以上のようなことを思う次第です。
 カントリーリスクが下がった国がどうして19%もの高金利を払っているのでしょうか、高金利をくそまじめに払っているから信用されているのに過ぎないのではないでしょうか。それも、中銀総裁の個人的関係で、自分の目の黒いうちは高い金利だがきちんと払うよということではないでしょうか。中銀総裁が替わった時が経済混乱のときだと思いますが、替わっても今の総裁の息のかかった、後継者が就任すれば今のままかと思います。
 この19%の金利は大手銀行の圧力(希望)によるもの、PT政府の迫ヘ不足のドサクサにまぎれて銀行が沫・むさぼっているように私には考えられます。何か、共産主義の組合幹部のような発言になったかもしれませんが、最近つくずく気に障っていることです。
 どなたか、教えてください。
今のように政府与党が少しくらいおかしなことをしていても長い目で見れば徐々にだが好転するということなのでしょうか?



西郷さん 皆さん
 赤嶺です。
         <PTのャ塔uラたち>          

 ご無沙汰しております。昨日(土)は、モジのMNプロポリスの工場見学に商工会議所のコンサルタント部会の主催で行ってきました。思っていたより規模も大きく立派で、当然のことながら、食品関係ですので、全体に清潔感が漂っている工場でしス。松田社長は、いつもの通り意気軒高でしたが、しかし、何処か言葉の端端に現在の為替レート(レアル高、ドル安)の影響を受けていらっしゃるようなニューアンスも多少伺えました。

 西郷さんがお書きになった去る19日付けのこの国の政治経済関連のとても詳しい文章には、どなたかが(リオの山下さんあたり?)がきっとお答え下さるものと思い(これから出てくるかも知れません)ながら、日曜日の午前中、PCの前にすわっているのですが、まだどなたのご意見も見当たりませんので、回答になるかどうか、小生がただ今、ニッケイ新聞の正月用にと取り組み始めたばかりの原稿(約5000字程度)の中から、関連すると思われる箇所だけを思いつくままに抜粋して見ました。

 1、ご指摘の通り、92年1月に発生したサント アンドレ市のダニエル市長殺しに加担したと見られるゴーメス容疑者(ャ塔uラ=影の男)を筆頭に、03年1月にPTが発足するまで、Militancia(運動員)の尖兵となり、同党が政権を盗(と)った後は、食客みたいに政界(政権)の裾野に身を置き、政商みたいに、あるいは、それ以下の生活をしているヤクザな連中が数え切れない位、一杯いる様子です。中央政権の座に就くまでのPTは、ルーラ現大統領の影響力が強かったABC地区か、パロッシ現蔵相が市長職にあったプレート市など、ごく限られた地方自治体の行政を先に掌中にして手っ取り早いLixoやOnibusの利権のやり取りから得た闇の政治資金を集め、02年の大統領選挙向けの資金として時の実力者の許に貢いでいたように伝えられています。PTが元々LixoとOnibusを得意とする政党と揶揄されるのは、多分、このためでしょう。ダニエル市長は、PT流の汚職の国「が明るみに出される前に消された形跡があります。ャ塔uラもきっとそういった多くの実行犯の中の一人でしょう。

 2、恐らくこのャ塔uラというあだ名の影の男やついこの前、下院のCPIに証言者として喚問された現在、大統領室長を務め、殺害されたダニエル市長の元側近たちが、LixoやOnibusから不正資金を絞り上げる方法(お手本)を最初に作り、更にそれにミナスの広告代理店の経営者を替え玉として巻き込んで民間銀行や政府系列の公社にまで不正資金集めのスキュームを際限なく拡大した結果、発生したのが今回の未送Lの大型不正汚職事件ではないか、と判断されます。

 3、西郷さんが嘆いていらっしゃるように、この国の政界の根っこと言うか、骨の髄までまで腐ったような状況は、残念ながら、たとえ百年掛けても、なかなか改まりそうもありませんよ。今の大統領が03年1月1日の就任式で、特に困った貧しい人々の暮らし易いようにと考えて、ムダンサ(単なる変化ではなくてもっと強い変革と言う意味合いでしょうか)を公約として唱えたことは、皆の記憶に新しいのですが、実際に起こったのは、未送Lの不正事件と一般国民を苦しめるSELIC(政府政策金利)の高止まりでした。とても人民の味方を自認する政党のすることではありません。汚職まみれのこの国の政界の現状を見ていますと、中国の諺である<百年河清を俟つ>を思い出し、出るのは、正直なところ、ため息ばかりです。

 4、景気の動向の正しい判断は、実際に物つくりや商いを専門にやっていらっしゃる仲間の皆さん(例えば伊豆山さんとか)に意見を是非お伺いしたいと思います。政府筋は、当然のことながら、前政権当時と比べて、経済(景気)が確実に良くなっている、雇用も遥かに増えてきている、と自己宣伝していますが、これまでのまあまあの景況感は、主として輸出に支えられて来ているような気がします。西郷さんが仰るとおり、この異常とも言うべきレアル高、ドル安のままでは、競争力のあるサジアなどの一部企業しか持ちこたえられず、輸出の原動力となり、景気をいささかでも下支えしてきた殆どのアグロビジネスや鉱物資源や鉄鋼関係も青息吐息とは言わないまでも、大きく陰りが見え始めている様子です。景気は、言われているようには、ちっとも良くないじゃないか、肌で感じられないじゃないか、という声が巷で高まってきているのは、このためかもしれません。昨年まで輸出の牽引車役立ったアグロビジネス関係が特に今年になって落ち込んでおり、農相、商工相対蔵相との意見の対立、不協和音が絶えない感じがします。

 5、政府の経済政策の運営面で、一番の意見の対立点は、ご存知の通り、政府の落Zからの支出が是か非かを巡ってのパロッシ蔵相とロウセフ官房長官とのいがみ合いです。伝えられるところによりますと、大統領は、このまま蔵相の唱える引き締め政策を続け、政府の借金(利子)返済迫ヘを内外にアッピールするために、基本財政黒字の目標が国内総生産の4.25%でいいのに、今年の1−9月期は、既に6.1%を記録し、来年の目標を5%台に置くというようなやり方では、とても来年の大統領選挙は戦えない、ましてや、念願としてきた再選など、覚束ないと判断し、政府の財布の紐を緩めるようにさせるための深謀遠慮から、敢えてルーセフ官房長官に経済政策を<Rudimentar>(初歩的)などと批判させた模様です。又、野党のPSDBもPFLも先週の上院のCAE(経済問題担当委員会)で、大統領と官房長官の尻馬に乗って一緒に蔵相の経済政策を批判すると、逆に政府側の術中にはまってしまうことにいち早く気が付き、成り行きを静観する態度に方向転換したとのことです。

 6、もうとっくに紙幅(数)も尽きたと思われますが、新年号のニッケイ新聞に出ることになっている小生の拙文は、来年10月1日に行われる大統領選挙の行方を当たるも八卦式に占って見てくれ、という依頼ですが、ここで早々と明らかにしたのでは、同紙の深沢編集長からお叱りを受けることになりかねませんので、西郷さん、そして皆さん、もしお暇が御座いましたら、それをご笑覧いただいて本欄にてご反論でも開陳して下されば、望外の喜びと致します。横道に入ってしまった話を最後もう一度本題に戻しますと、PSDB(PFL)といった現在の野党連合に場合によっては、時の強い政治勢力になりふり高楮擦り寄るという(フィリオロジズモ=利権誘導主義)の塊みたいなPMDBが合流して、得意の技を発揮すると、PSDBカムバックの政治場面すら洛ゥされます。もし、そういう可柏ォが強ければ強いほど、ルーラ大統領、いや、パロッシ蔵相の手に拠る財政引締め、経済安定、インフレ抑制を出来るだけ続行したほうがベターということになるでしょう。そして、PSDBの手で以って、今度こそ、経済安定化の下での落Z(支出)運営、経済成長、雇用の促進、所得配分、貧困対策という図式を描きたいと言うのが本音ではないしょうか。

西郷さん 赤嶺さん
西郷さんの言わんとされることを翻訳してみました。
フザケルなブラジル!
今年になって、ドルで見ると、レアルの物価は60%も値上り、そんなにレアルに価値があるか?
どうしてリオ・サンパウロの航空料金が200ドルもするのか?
公定金利19%とか金利に卵zインフレを上乗せする大国はブラジルだけだが、一体何時までブラジル銀行などの金融危機を保護するのか?世界でも債務の大きい国なのにいつまでも世界一の利率でどうするのか。
財政改革は何時できるんか。世界一の高税率でどうするつもりだ。
年金改革は何時できるんか。下手な国の国家落Zより大金の収入を使っていて、サービスは悪くなる一方?
ルーラさん、何時になったら選挙演説をやめて国政を始めるの?
PTに何ができるんか?新労働法は何時できるんだ。
何時までCPIのようなブラジル最高の高給とりに裁判ゴッコをやらすんか、CPIに熱心な議員には次回は絶対投票しないぞ。
国庫税収はサルネイ時代GDPの23%、今や43%と、成長を無視しても税収は倍増しているが蔵相は国内落Zも出し渋っているし輸出で余ったドルを買う金もない。一体金はどこへいったのか。バハマスに行ったという人もあるが。国内のPT連中が使い込んだか。
イイカゲンニシロ!
山下 様、

11月20日の貴方のおっしゃることに全く同感です。
赤嶺様、西郷様、そして貴方に、私の漠然としていた憤懣やるかたなき思いを纏めて戴きました。
有難う御座いました。
加藤浩水

山下さん
  西郷です。
簡単明瞭に翻訳頂きありがとうございました。
言われるとおりです。

西郷さん、山下さん、皆さん
伊豆山です。
西郷さんから、今のブラジル経済はいいの? わるいの?と問いかけられて、この難しい問題に考え込んでしまいました。
そこで、Positivo Negativoを羅列してみました。 皆様のご訂正、加筆、をお願いいたします。
Lado Positivo  
(1) インフレの沈静化 (注)FHCの金融引き締め策の結果。
(2) 、政府は昔に比べてスリムになった。 特に港湾の民営化はブラジルを沈没から救った。 (注)これもFHC政権の民営化政策のお陰。 PTの反対で、Petrobras、BB,Correioの民営化が出来なかったのは残念。
(3) 輸出入管理、納税システム等の電子化による効率化が図れた。 (注) これもFHCの時に始まったことにある。
(4) BRICSの台頭、特に中国の経済発展に伴い、農産物、工業原料の価格上昇が、ブラジル経済を潤している。
(5) 石油の自給達成。 近い将来に、輸出国になる。
(6) 民間の設備投資意欲は旺盛。 (注)ルラ政権になっても衰えなかった。 左翼路線を採らなかったお陰?
(7) 世界的にみても、投資環境が、まあまあ整っていて、経済規模も大きく、比較的安全、且つ確実な投資先はそうは見当たらない。 
中国一辺倒では安全とは云えない。 (注)消極的Positivo 
Lado Negativo
(1) 政治の混乱、汚職体質は益々根を張って来ているので、行き先が不安である。 汚職が司法にも延びるのが心配。 
(注1)もともと、自分の懐にプラスにならないことは何もしない政府だから、何もしてくれない方が国民の為??  
(注2) 底辺の人間には、只々 この超非常識不正の反作用で、浄掃効果が少しでも現れるのを祈るのみですが、どうも期待薄になって来ているようです。 
(2) 治安悪化は、一向に収まらない。 (注)Sem comentario
(3)教育の欠如、小中学校では、先生すら答えられない難しい事柄を、生徒の一方の耳から他方の耳に素通りさせている。 生徒はそれも煩わしくなって、授業途中から耳をふさいでしまう。(先生の言うことなど、全く聴いていない。)  高校ではひたすら丸暗記、大学では、馴れ合い人事に気力を失った教師らから、役立たず授業を受け (特に技術系は) 有狽ネ人材が全く育たない。 外国人排除で、頭脳の流入を阻止し、自己啓発が出来る、使える人材は、外に流出してしまう。 結果として、大学を出ても職がなく、求人しても求める人材を得られない悪循環を作っている。  (注) 科学、数学、読解力の国際評価では、ブラジルは常に『どん尻』。
さて、ここで皆さんのお知恵を借りたいと思います。 
質問1 現在の高金利による、外貨の流入は、ブラジルにとって、良い(Positivo)なのでしょうか、それとも、悪い(Negativo)ことなのでしょうか。
質問2 これからは、地球環境保全型、省エネ、省資源型の産業に移行していかなければ地球がもたなくなると云われています。 この傾向は、ブラジルを利するのでしょうか、(Positivo) 或いは、 不利する(Negativo)のでしょうか。
ご回答をお待ちします。
伊豆山




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