「新年に思う、日本人への提言」 山下さんがサンパウロ新聞に掲載された文章とそれに対するコメント集です。
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リオの山下さん(私の神戸高校の同級生です)がサンパウロ新聞に掲載された日本人への提言を『私たちの40年!!』MLに流した所、その70%程を実際に実施していると言う松田さんのコメントがありました。実際に松田さんのブラジルに置ける本拠イツーのコンドミニアムまで出かけて検証して見ました。31年歴史のあるコンドミニアムで一番大きな家は床面積2500m2とか松田さんの家も大きな段差がありプールにカラオケ装置の付いた別室から母屋、寝室と広いスペースを取りハンモックが幾つもぶら下がり風鈴が風に揺れ座り込んだら立ち上がりたくなくなる揺り籠式の椅子に乗り冷たいビールを流し込む。来年には傾斜を利用して露天風呂を掘るとか是非この露天風呂に入り南庶嚼ッを見ながら大声で歌でも歌って見たいと思います。1年の内5ヶ月しか使わない別荘地日本の皆さんが使用して見たいとのご希望があれば御自由にお使い下さいとのことです。
写真は、松田さんのハンモックで寛ぐ一枚を使用しました。
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歴史は経済発展のみでなく原点に戻ることもあると思っています。サ紙に投書しました。(24日掲載)
リオ 山下 日彬
「新年に思う、日本人への提言」
今年も、もう22日が過ぎた。
時間の経過が加速している。今の時代はみんな時間が無い。
子供はインターネット・ゲームで情緒あるお稽古事や読書する時間がなくなり、大人は携帯とEメールで精神的余裕がなくなり、親子の対話時間すらもなく、殺伐とした家庭を増やす。みんなはこんな世界を望んでいたか。日本人は元来そんなに効率的な人種だったか。
今の世界は政治と経済が加速して桝魔オつつある。グローバル経済の極限とは世界で一人のみが勝って後は全員敗北することである。いくらがんばってみたところで、次の日は別のヤツに首位を奪われ倒産する。こんな世界をみんなは望んでいるのか。
そのうちに世界がたがた、経済がたがた、家庭がたがた、株は紙くず、財産など無くなるかもしれないが、そうなったらどうするのか。
利益と効率のみを追求するグローバル化が果たして正しいと思うか。
もっと無駄な努力をしよう。
日本人の美徳であった目上を敬い、感謝と過剰サービス精神を忘れるな。もの作り精神は職人の「こだわり」からきているが、過剰技術にこだわれ。「こだわり」こそ世界最高の日本精神だ。生涯かけて一つのものを仕上げれば、すばらしいことではないか。
自然や人に感謝しよう。
世界一うまいものの食文化を創造しよう。
世界一着やすい衣服を作れ。
世界一住みやすい住居を作れ。
世界一経済的で愛情のこもった老人介護の手法を創造しよう。
男たちよ、もっと女を好きになれ。子供を増やせ。男女の子作りも自然と共生するあたりまえの現象である。当然だが共生するには資源を葛藤させてはならない。環境汚染には自然のしっぺ返しがある。
もっともっと無駄な時間を過ごそう。
何もしないで一日過ごしてみよう。
終日海岸で波の音を聞こう。
終日公園のベンチで通る人をながめよう。
終日川のせせらぎを聞いてみよう。
終日下手な俳句をつくってみよう。
終日縁側で虫の声を聞いてみよう。
終日エサをつけないで魚つりをしてみよう。
終日ぬるま湯温泉で過ごそう。
終日雪景色をながめよう。酒があるといいな。
この精神文化を世界に輸出しよう。イデオロギー紛争など、ばかばかしくてできなくなる。
和田様
ご無沙汰しています、現在はサンパウロ近郊?のイツーのコンドミニアムに曙視纉から三月二日までの嵐閧ナ寒い日本から逃げてきています。
今回の山下さんの原稿を拝読させていただき少しほっとしました、と言うのも小生の考えを代弁してくださってるような内容だったからです。
小生の父は戦後の日本のドサクサの商売の競争の汚さが嫌になって1958年12月私が12歳の時にブラジルに移住してきました。
その後サッカー関係の仕事で日本とブラジルを行き来してる間に、日系ブラジル人を100人以上抱えている会社のオーナが夜逃げして、社員と面識のあった私が面倒みることになったのですが、それ以来その会社を引取り15年近く代侮謦役勤めましたが頑固者の私はその間仕事の内容と質で勝負することに決め、営業まわり、接待、広告など一切やらずただ顧客が必要としている役割を果たすことに専任して来ました。殆んどの人が私のやり方では日本では通用しないと信じてくれませんでしたが、頑固者の小生にとっては父の挫折に挑発された挑戦だったのです。
嬉しい事に祖国は素晴しい所で頑固者の私の方針でもなんとかやってくることができて、無事後輩に会社をゆずることが三年まえにできてそれ以来山下さんが提言されている、のんびり一日別荘のプールで過ごしたり、偶にはヴァランダで雲をボケーとみたり、蘭の手入れをしたり、コンドミニアムの中では営業活動が許可されてなく入り口までは4kmもあるので新聞もなく情報源はインターネットくらいで、山下さんの提言の七割位は実践させています。
今回日本に帰っても確定錐垂済ませた後、10月またブラジルにくるまでは故郷の長崎に居住し九州をくまなく周る嵐閧ナいます。
いままでは好き勝手な事をして、少しのうしろめいたさが有ったのですが、少しは気が楽になりました。来年には露天風呂も作る嵐閧ナ、もう少し山下さんの提言どうりになりそうです。
健康が許す限り7ヶ月日本、5ヶ月ブラジルの生活パターンでゆくつもりです。
今回新年会でもあるのではと楽しみにしていましたが、その機会もないようでお会いできる機会がないようで残念です。
書くことが苦手で乱筆お許しください。
松田 さま
矢張りブラジルに滞在しておられるのですね。是非お会いしたいと思います。
昨夜マナウスから戻り、現在、女房殿も一緒にサンパウロに滞在中です。明日の夜同船者仲間との新年会がサンパウロで行われます。イツーからではそれ程離れていないので出てこられませんか?滝谷さんも参加嵐閧ナす。1月27日(金)19:00 PRACA CARLOS GOMES、168 の中華料理店で集まります。出て来られませんか。
土曜日の夜にポルトアレグレに戻りますがもし松田さんが明日サンパウロに出て来られないようであれば土曜日にイツーのコンドミニアムまで出かけ(滝谷さんに御願いして連れって言って貰います)山下さんの提唱ののんびりとした時を貴兄と共に過ごして見たいです。
ご連絡下さい。
和田さま
明日の夕食会には行けそうもありません、コンドミニアムのなかに住んでいる友人と16時に会う約束しており火曜日も朝8時から彼と18時まで色々話しをして、短時間で終わる仲間ではないので無理かと思います。スペイン系のブラジル人ですが国連に関した仕事をしており年間半分位は海外へ仕事で飛び周っている男です。
よろしければ土曜日当方お待ちしています。
住所はCondominio City Castelo
Rua Juritis 503 Quadra 28 Lote 6
Rodovia Castelo Branco Km 80
Estrada Eden の陸橋をSorocaba方面へ左折しわずか100m位のところにLombada があり小さなTrevoがありCondominioの正面になります。
入り口で松田と言って頂ければバイクで先導して小生のあばら家まで案内してくれます。
自宅電話は40195362
Celularは011 72537650です。
平日でも小一時間でこれます。
松田 さん
土曜日の昼頃までに貴兄のコンドミニアムに寄せて頂きます。
場所は、滝谷さんが良く知っているとのことですので心配ないと思います。
何かあれば電話をします。
再会を楽しみにしています。
松田さま 和田さま オカジュンさま
ご無沙汰しております カメラマンの佐藤です
久しぶりに松田さんからのメールを拝見したので返信してみました。
ブラジル在住の皆様もネットなどでご存知だと思いますが、今年の日本の寒さはハンパなものではなく、私は暖房の効かないスタジオで寒さに震えながら撮影しています。
松田さんのブラジルでのコンドミニアムでの悠々とした生活スタイルはハッキリ言ってうらやましすぎますよ!!
昨年はお会いする機会が無かったので、今年こそ帰国の折には色々と土産話やブラジルの事などお聞かせ下さい。
細々とではありますが「日系ブラジル人コミュニティ」の撮影も続いています。
そろそろ皆さんに自信を持ってお見せ出来そうな写真も撮れてきました。
何らかの形で発浮オたいと考えています。
本業の広告写真の方ではNTTドコモのスペシャルサイト「キッズケータイ.com」
www.kids-keitai.com
で私の撮影した製品写真が使用されています。なかなか出来の良いHPなので、暇な時にでも覗いてみて下さい。
佐藤隆行
丸木で〜す
山下さんの提言を早速実行してみました。その結果、僧侶の境地に達しました。後はあの世に逝くだけですね。だけど僕は未だ未だこの俗界に居て、いろいろやりたいのですが・・・。信心が足りないのでしょうか?
丸木 さん
そろそろブラジルの東北伯、奥様の御郷里のレシフェに来られる頃でしょうか。
『僕は未だ未だこの俗界に居て、いろいろやりたいのですが・・・』との事、丸木さんらしい本音が出ていますね。山下さんの提唱するユックリズムも忙しくしておられる丸木さんには時には必要なものかも知れませんね。信心の問題ではなさそうです。
かく云う私も遊びも含め1月は何と20日間ポルトアレグレを留守にしていました。最果ての町ウシュアイヤからアマゾンのマナオスのジャングル・ロッジでの週末。ペンギンから鰐にピラニアかちゃん孝行も兼ねての旅、大変楽しく過ごしました。
せめて山下さんの提言を粗70%程度実践していると言う松田さんのコンドミニアムに週末の土曜日ポルトアレグレに戻る前に立ち寄りその生活振りを実地検証しのんびり過ごして来ました。
サンパウロの歌声の集いに来られるのであれば是非ITUの松田さんのコンドミニアムを訪ねて下さい。山下さんが云われることがを実践している御仁がおられることが良く分かりますよ。
丸木で〜す
裁判の都合で、今年のブラジル帰省はカーニバル直後にずれそうです。
山下さんの提言どおり、ぼけ〜と暮らそうと試してみましたが、ボケーザイ学部出身の癖に元来が貧乏性なのか直ぐに何かやりたくなってしまいます。
ミラノの大聖堂の前のカフェーに座り、本場のカプチーノを飲みながら通り過ぎるイタリア娘を眺めていたら、イタリアーナの魅惑的な姿態にむらむらしてしまい、家内に耳を引っ張られ正気に戻りました。
終日海岸で波の音を聞こうとしても、ついプールのほうに行ってしまい、マスターズ水泳選手権を目指し猛練習をしております。
俳句を詠む才狽燒ウいので、自分史文学賞に応募したところ、北九州市長名で落選通知が届きました。
親しい友人は題名も含め禁止用語が多すぎると評しますが,恥を覚悟で添付します。
まあ、山下流で僕に出来る事といえば,ぬるま湯温泉で過ごすか雪景色を眺め,酒を飲むぐらいのものです。
自然や人には常に感謝してますが・・・。
次は、赤嶺さんのコメントです。
山下さん、示唆に富む思い切った年頭の言葉、いずれの語録も印象的でそのものズバリだと思いました。今の日本は、右や左や何処を見ても、以前よりセカセカ感が一段と高まってきていて、もう少し家族や特に自分の子供の悩んでいる時の相談に乗ってやるとか、嬉しくてたまらない時の話を聞いてあげるとか、仮令<小人閑居して不善を成す>と冷やかされようが、たまには自分ひとりだけで仕事や家庭や日常の雑事から少し離れた処で瞑想に耽ったり、没念と静かに過ごしてみる必要があるように思われます。そういうことをやる機会がが余りにも少なく、大抵ゴルフなどで余裕の時間を消化してしまうために、極言しますと、勝ち組と持て囃されたインターネット関連企業の時代の寵児の口車に世を挙げて乗せられ、一旦、その化けの皮が剥がれると、それまで負け組みだった人たちや衆議院選挙に担ぎ出した大政党の幹事長が<何だそんなことをしていたのか>と、一緒にあざ笑ったりするような何だかとても陰湿極まりない感じがしてなりません。これから判明してくるでしょうが、今回の事件のことを見たり聞いたりしていて、かなり確かな内部情報をもたらしてくれた密告者がいること、同様の手口を使って急速に業績を伸ばした同業他社がまだ数多くあること、喉もと過ぎればつい熱さ忘れてまた問題を起こす時代の寵児がやがて誕生してくること、そういうお金の万狽フ時代には人間としてのもっと大切なものが紙くずのように見捨てられてしまうこと、その結果、私たちの大切な母国が逆に精神面で確実に退歩していること、現在の日本の繁栄に飲まず食わずで尽くしてくれて幽明境を異にしてしまった先駆者たちに垂オ訳ない事柄ばかりが次々繰り返えされ、いたずらに堂々巡りばかりしていていること、いちいち数え上げれば血圧が上がってしまうことばかりのようです。大人がそれを言えば、時代遅れの判らず屋、といった目で見られかねません。だから、黙っているか、若い世代から良い<子>扱いされたい<大の字の付く人たち>は、先を争うように物分りがよくなるようにこれ務める、というような印象を外から受けてしまいます。ですから、毎年、日本に行くのが億劫になり、いくら風景の美しい国であっても、足が次第に遠のいてしまいます。その点、山下さんが言うように、カネばかりが値打ちのあるものじゃないよ、そんなに儲けたけりゃ、一人でさっさと先に行け、と傍目も余り気にせずに、自分のペースでやって一向に高ないこのブラジルで暮らしていることが改めて有り難く感じられます。ただ、私の場合、美しい海岸で瞑想に耽った後で無性に酒の欲しくなった時に、まだ禁酒を垂オ渡されているのが今の私の唯一の悩みのタネです。
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