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長唄囃子の会ポルトアレグレ公演が実現 杉浦和子さんの念願叶う。
三菱マテリアルのブラジル会社初代社長の杉浦英明さんと共にサンパウロ駐在時代に長唄を広める為に「和の会」を結成、日本文化の伝承に努めて来られた杉浦和子さんの帰国後の夢は、本格的な長唄囃子のブラジル公演を実現させる事で、その長年の希望が叶い日本交流基金の支援も得てブラジル(リオ、サンパウロ、ポルトアレグレ、モジダスクルーゼス)アルゼンチン(ブエノスアイレス)の各地で日本の伝統音楽である長唄囃子の会の公演会を実施されました。若い頃にリオグランデドスール州の奥地でピグナタリの銅山の開発に携わっておられたご主人との想い出の地ポルトアレグレでも公演をと一行18名を連れて来て呉れました。当地のカトリック大学日本文化研究所(所長=森口幸雄博士)の主催で述べ400名近い観衆を集めての大盛況の催しは歴史に残る出来事でした。
『私たちの40年!!』MLに掲載された関係ニュースを拾い下記記録に残して置きます。写真は、ポルトアレグレ公演中の一枚です。


ポルトアレグレにも長唄の一行が遣って来て6月15日に演奏会が行われます。現在サンパウロで受け入れ準備をしておられる杉浦和子さんのお手伝いさせて頂いています。当日は、コルプスクリスチの宗教日の祝日でお休みの日ですが、ワールドカップの試合が3試合ある日でもあり6時開演で350人入るカトリック大学の会場が一杯になるかどうか心配していましたが、地元領事事務所でも木村領事が新聞、ラジオ、テレビでPR活動をして下さるとの事で今度は入りきれない心配が出て来ております。この種の催しは、通常サンパウロからブエノスアイレスに移るのが普通ですが、今回はポルトアレグレにも立ち寄って呉れるのは嬉しいことです。
長唄の魅力をブラジルに=6月に演奏家12人が来伯
ニッケイ新聞    2006年5月25日(木)
 歌舞伎と共に発展した日本の伝統音楽、長唄の女性演奏家藷人を中心とした「長唄囃子の会」が来月八日に来伯、国内四カ所ほかアルゼンチン・ブエノスアイレスで『長唄音楽と舞踊の会』の開催するにあたり暑纉午後、関係者が記者会見を開いた。
 長唄東音会の杉浦和子、藤間芳之丞、花柳金龍、石田ひろ子(長唄和の会)の各氏、助成の一部を負担した国際交流基金の西田和正所長、続木エルザ文化担当が出席した。
 本企画のコーディネーター役を務める杉浦さんは、ブラジル唯一の長唄愛好会「長唄和の会」が今年創立庶年を迎えることが企画発案のきっかけとなったことを説明、「本物の長唄を通して、日本文化を伝えたい」と意気込む。
 今回来伯するのは、堅田喜久祐(太鼓)、望月響子(横笛)、杵屋勝幸恵(三味線)さんら国内外で活躍する演奏家に加え、日本舞踊立方、藤間豊生さんの庶O人で告ャされる「長唄囃子の会」。
 演目には、長唄から「連獅子」「勧進帳」、日本舞踊から「都風流」「藤娘」などが嵐閧ウれている。
 サンパウロ公演では、囃子入りの正式な演奏形態で長唄が披露され、藤間流、花柳流の舞踊が華やかな世界を阜サするほか、楽器紹介などの試みも用意されている。
 なお、藤間流はポルト・アレグレ、長唄和の会はサンパウロ、モジ公演でも共演する。
 六月藷午後四時半からは、文協大講堂で児童を対象とした長唄ワークショップを嵐閨B七歳から庶l歳を対象に二暑纉から参加希望者を募集している。
 楽器体験では三味線を用意、手拍子、唱歌などで邦楽のリズムや音律などに触れる。
 詳しくは文協(電話=11・3208・1755)まで。
 サンパウロ公演に限り、協力券純激Aル(文協事務局、明石屋宝石店で販売)が必要。
【公演日程】
◆リオ公演=六月八日午後六時(在リオ総領事館広報センター)
◆サンパウロ慈善公演=処齠午後三時(ブラジル日本文化協会大講堂)
◆ポルト・アレグレ公演=曙ワ日午後八時(南リオ・グランデ・カトリック大学%本文化研究所)
◆ブエノス・アイレス(アルゼンチン)公演=庶オ日午後四時(亜日文化財団日本庭園)
◆モジ・ダス・クルーゼス公演=諸ェ日午後八時(市立劇場)

6月15日にポルトアレグレでの公演が待たれている長唄公演に付いてのニュースがサンパウロ新聞に紹介されていました。
長唄公演リオから巡演へ 聖市は11日文協記念講堂
 【既報】南米で初めての「長唄音楽と舞踊の会」公演が、今月処齠のサンパウロをはじめ、リオ、ポルトアレグレ、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、モジダスクルーゼスの二か国五都市で開催される。

 長唄は、日本の伝統音楽で歌舞伎の音楽部門の重要な役割を担っており、三味線、唄を主体に太鼓、横笛などの囃子(はやし)や踊りが付き、一般の邦楽に比べて華やかでリズミカルなことが大きな特徴。

 公演に際しては、長唄囃子・邦楽打楽器演奏者の堅田喜久祐(かただ・きくゆう)氏を団長に、女性ばかり藷人のメンバーが八日に来伯する。五都市での公演のほか、児童を対象にしたワークショップも実施される。 各地域での公演とワークショップの日程は次の通り。

◎リオ=八日午後六時から、在リオ総領事館広報文化センター(プレジデンテ・ウィルャ湯ハり二三一番曙ワ階)。

◎サンパウロ=処齠午後三時から、文協記念講堂(リベルダーデ区サン・ジョアキン街三八一番)。

◎ポルトアレグレ=曙ワ日午後八時から、南リオグランデ・カトリック大学内日本文化研究所(イピランガ通り六六八一番、プレジオ09講堂)。

◎ブエノスアイレス=庶オ日午後四時から、亜日文化財団日本庭園(フィゲロア・アルコルタ通り一四二五番)。

◎モジダスクルーゼス=諸ェ日午後八時から、市立劇場。

◎長唄ワークショップ(七歳から庶l歳までの児童対象)=藷午後四時半から、文協記念講堂(事前錐桙ン必要)。

 なお、サンパウロのみ慈善公演のため、協力券純激Aルの購入が必要。前売り券は文協事務局と明石屋(リベルダーデ区ガルボン・ブエノ街庶O番)で販売される。

 詳細についての問い合わせは文協(電話11・3208・1755)まで。

日曜日にサンパウロの文化協会で公演した『長唄音楽と舞踏の会』が大盛況であったとのニュースがニッケイ新聞に掲載されています。本日午後、長唄の一行がポルトアレグレに入って来られ明日、午後6時からポルトアレグレのカトリック大学の日本文化研究所(研究所長=森口幸雄医学博士)主催で開催されます。ワールドカップ開催中の祝日でもあり客の入りが心配?ですがポルトアレグレでも盛況裡に終わることを願っています。同船者の藤間日本舞踊学校の藤間 芳嘉さんも友情出演されることになっており本日ポルトアレグレに遣ってこられます。

日本の伝統音楽を満喫=大盛況の長唄聖市公演=文協
ニッケイ新聞 2006年6月14日(水)
 日本国内外で活躍する長唄演奏家、藤間日本舞踊学校、花柳金龍会、和の会で告ャされる『長唄音楽と舞踊の会』が処齠午後三時から、ブラジル日本文化協会大講堂で公演した。会場を埋めた約千人が歌舞伎と共に発展した日本の伝統音楽、長唄の魅力に魅せられた。
 舞台に先立ち、上原幸啓文協会長や今回の公演に協力した国際交流基金サンパウロ日本文化センターの西田和正所長があいさつ。
 ブラジル唯一の長唄愛好会である「サンパウロ和の会」が『連獅子』を演奏。続いて、『都風流』では囃子の立方の藤間豊生さんが華麗な舞を見せ、会場からはため息が漏れた。
 九六年からサンパウロで長唄、三味線を指導した杉浦和子さんは、「今までお世話になったお礼」と今回のイベントのコーディネーター役を務めたきっかけを説明、関係者から花束の贈呈を受けた。
 楽器の説明では、長唄で演奏される囃子を告ャする横笛(矧ヌ)、小鼓、大鼓、太鼓を紹介。大太鼓は独特のバチ捌きで自然現象を阜サ、来場者はそれぞれの魅力を満喫していた。
 花柳金龍会の花柳龍伯さんによる『藤娘』、藤間日本舞踊学校の藤間芳之丞校長自ら舞台に立った『鶴亀』、歌舞伎劇で有名な『勧進帳』、『元花見踊』などが披露され、艶やかな舞と囃子が阜サする華やかな世界に会場は包まれた。
 初めて長唄の演奏を聞いたという四書繧フ男性は、「すごい迫力で思わず聞き入った。こういう『和』の世界をもっとブラジルに伝えてほしい」と感想を話していた。
 同公演はポルト・アレグレ(曙ワ日)、ブエノス・アイレス(庶オ日)、モジ・ダス・クルーゼス(諸ェ日)でも行われる。
和田さんお元気でしょうか。
今日 長唄音楽と舞踊の会チヤリティー公演が終わりました。満員の人で盛況に終了いたしました。次はそちらでの会です。お会いできるのが楽しみです。奥様にはいろいろご迷惑をおかけすると思いますがなにとぞ宜しくお願い致します。
藤間芳嘉

ポルトアレグレに於ける長唄と囃子の公演は、昨日午後6時から始まり2時間40分の熱演で500人以上が詰め掛けましたが100人以上は超満員で階段の廊下まで観客が座り込み身動きが出来ない状況で嬉しい悲鳴を上げる結果となりました。

日本でも中々見ることの出来ない出し物で全員女性の12名の選りすぐりのメンバーで団長さんの堅田喜久祐さんは71歳で早稲田の先輩に当たり太鼓の名手、3丁3枚(三味線の引き手が3人に長唄の歌い手が3人)に小鼓、大鼓、横笛、大太鼓、その他の楽器としてオルゴール、松虫、チヤッパ、虫笛等の楽器の紹介もあり同船者の藤間芳嘉師匠の『執着獅子』は、やわらかな女性の[獅子もの]らしく扇で作られた獅子頭を持つ、被るで獅子であることを阜サするその踊り振りには見ている人を魅了した。舞台に上がるとどうしてこうも変わるのか不思議な気がするが50年近く踊り続けると自然と芸が身に付いて来るものと思われる。

踊りの世界では芳嘉師匠の先生、芳乃丞師匠は72歳でそのお師匠は、藤間流の創始として人間国宝として92歳まで踊っておられたとのことです。奥の深い芸事の難しさを感じました。

もう少し大きな場所を選んで置けばと主催者側のカトリック大学の日本文化研究所長の森口博士が残念がる大盛況の催しとなりました。

ポルトアレグレ領事事務所の木村駐在領事の広報活動が効を奏しこの種の催しでは珍しくブラジル人の方が多く参加してくれたことは日本文化の紹介、普及としては大いに評価されるべきだと思います。

初めて経験として普段なじみのない長唄、囃子の3時間近い生の演奏を聞かせて頂けたのは幸せでした。

司会進行係としてお願いしたけい子先生の司会も好評で始めてで最後の経験としてご本人も喜んでいましたが、色々と仕事を持ち込まないようにと厳重に警告されイエローカードを貰いました。

関係の写真を画像掲示板に掲載して置きます。
先週の木曜日にポルトアレグレで長唄囃子の会ポルトアレグレ演奏会が行われましたが、一行18人を先導して自らも長唄の歌い手として美声を聞かせて下さった杉浦和子さんから下記のお便りを頂きました。
和田様
この度の長唄囃子の会ポルトアレグレ演奏会には大変お世話様になりました。本当に有難う御座います。
細々とお手配、お気遣いを頂き、つつがなく実施できました。
また、ご無理をお願いした奥様の司会振りが演奏会の品格を高めて、観客の興味もそそり、素晴らしいものでした。厚く御礼垂オ上げます。
長唄演奏会は初めての試みで、貴方にも私にも多々不安がありましたが、観客の反応が素晴らしく、今後長唄や日本舞踊の催しも助ェに企画できると確信しました。
カチアさんの対応も有難いものでした。よろしくお伝えください。
皆様のご協力に深く感謝いたしております。
当日ビデオを撮っていた人がありましたが、もし入手できましたら私にも頂けませんか。よろしくお願いいたします。
一行は無事元気に21日帰国いたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。                                              杉浦和子



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