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チリ、コンセプシオンにお住みの三好 貴志子さんの数奇な半生をご紹介します。
チリの第2の都市と言われているコンセプシオンにENAPの精油所がありそこから供給されるプロピレンを使いポリプロピレン樹脂を年間12万トン生産しているPETROQUIMと言う会社があります。その会社に広島の日本製鋼所製の造粒機を供給しており、今回8年振りのオーバーフオールと迫ヘUPの改造工事を実施しております。日本から来られているスパーバイザーの日本語とスペイン語の通訳として現地に住んでおられる日本人女性お二人にお手伝い頂いています。通訳をお手伝い頂いている三好 貴志子さんと形部 晶子さんのチリ南部のコンセプシオンでの生活に辿り着く迄の半生に付きお聞きしたことを纏めて見ました。
写真は、夕食をご一緒させて頂いた時に撮らせて頂いた三好夫妻です。


三好 貴志子さんは、高知県春野で生まれ、現在もご家族が春野に住んでおられるとの事。春野は高知市からトンネルを出ると直ぐで仁淀川を越した水田の横に日本高度紙の大きな工場が広がり仕事の関係で何度も訪問している懐かしい町で紫陽花街道というのが近くにある平和な町で生まれ育たれたとのこと。
ご主人のLUIS ALBERTO VALANGUELA HURTADOさんは、現在コンセプシオン大学の森林学部森林及び環境学科で教鞭を取る博士ですが、若い頃に日本の文部省の奨学生として日本に留学され半年間大阪外語大学で日本語を習得、その後宮崎大学と高知大学で専門の林業に付き勉強されました。高知大学当時に高知大学で化学を勉強されていた貴志子さんと知り合い結婚されたそうです。ご主人の日本での結婚と勉学終了後の1992年にチリの南部コンセプシオンに移住され既に14年経過しているとのこと。その間、チリのコンセプシオン大学でやはり林業関係の修士課程を5年間掛けて終了されたマスター資格を持っておられる。
現在のPETROQUIMの日本製鋼所製の押出機据え付けの1998年にも通訳としてお世話になったとのことで今回は2度目のお仕事で技術的な面も含めて良く知っておられ適切な通訳をこなして呉れており、毎日の作業日誌的な報告も届けて呉れており大変助かっています。
今回再度現地を訪問したときに通訳のお仕事に対するお礼の意味も込めて夕食会を開きましたがその時にご主人のLUISさんにもお会いする機会がありました。
コンセプシオン大学で学部、大学院の教鞭を取っておられ貴志子さんとのおしどり夫婦は見ていても気持ちの良いご夫妻です。



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