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ブラジル76年の荒木 利治さん80歳意気軒昂!!
南大河州へ直接入られた移住者は、2006年8月20日で50年を迎えられ盛大に50周年祭を実施しましたが、それ以前に来伯し南大河州にお住みの先達がおられます。
50周年祭のメイン会場の富士山と鳥居、お地蔵さんで飾られた大画面の絵を描かれたのが今年80歳になられて意気軒昂、魚釣りを楽しまれている荒木さんです。
2回の会場にも大きなぶらじる丸の絵を描いておられ9月に行われていた敬老会会場には必ず荒木さんの大作が皆の目を楽しませお祭りの雰囲気を醸し出しています。ポルトアレグレの名物男、荒木さんにお話を伺いました。
写真は、50年祭会場で撮らせて頂いたものです。


荒木利治さん80歳は、1930年、4歳の時にリオデジャネイロ丸で福岡県出身のご両親と2歳の妹さんと4人でブラジルに移住、船内で妹さんがはしかに罹り死亡、水葬されたとのことです。着伯後妹さんが5人続いて生まれその後弟さんが2人生まれた合計9人兄弟の長男として大事に育てられたそうです。
2年前にサンパウロで荒木一族の会合を開いたところなんと164名が勢揃いしたとのことです。
昨年までボテコと呼ばれるBAR de CICO(シッコのバー)を開いておられ繁盛していましたが、惜しまれてこの店を手放されました。好きな魚釣りに絵を書くことが趣味で頼まれればどんな大きな絵でも書きこなす実力派です。
数年前、自宅のガレージで数人の賊に教われ車のボンネット内に押し込められ数時間ポルトアレグレの町を引き摺り回されたそうですが、持ち前の朗らかさで賊の仲間とも友達?になり最後は自宅まで送り届けて貰い一命を取り留めたとの経験の持ち主でもある。
今回の50周年より26年も前からブラジルに住んでおられ南大河州では一番古い先輩だと思います。
ポルトアレグレ市の名誉市民に選ばれ市議会で名誉市民賞を授与されています。



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