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山下晃明のブラジルで損せぬ法(218)(219)(2006年1月号、2月号)
山下さんの超ロングランの『ブラジルで損せぬ法』第218回、219回を掲載して置きます。少し書かれた時と時間的ギャップがあるがそれが気にならない普遍性を持ったコメントで時代、時間を超越した書きものは、ロングランを裏付ける。
ブラジルの悪い面(あばた)を強調せずブラジルの良い面、有利性(えくぼ)をもう少し胸を張って主張すべきであるとの新年にあたっての彼の主張には大いに賛成である。
『ネット社会の限界』説、『130万コロニアのネットワーク穀z』説に興味を感じた。終始一貫してブラジルに住むコロニアの一員としての目線での発言には重みがある。
写真は、山下さんが住むリオのポンデアスーカルの景色を使用しました。


山下晃明のブラジルで損せぬ法(218)
『実業のブラジル』誌に好評連載中(2006年1月号)
2006年ブラジルを見る
もう少しこの有利性を評価してはどうか

 レアル通貨価値が高すぎる、金利が高すぎる、税金が高すぎる、司法改革も税制改革も、年金改革も進まない。汚職がはびこり国会はCPI遊び、公務員はストばかりしているといった「あばた」を見ないで「えくぼ」を見る。

 まずブラジルはテロ地域でないこと
 いまや世界中に30箇所に及ぶ地域で内戦に近い危険なテロ活動があるが、ブラジルは比較的安全な地域である。2百万人の群集が大晦日にコパカバーナの海岸に集まっても、カーニバルでも俣ョや爆弾騒ぎにはならない。人種差別もない、このような国は他にない。

 石油の自給が近い
 年内に自給になりそうだ。これはブラジルに普段興味の無い人にも「エッ、ブラジルにも石油が出るの」と認識させる絶好のチャンスになると思う、この際大々的に対日宣伝をしよう。

 植物性燃料の生産供給が可・
 燃料アルコールの生産が急増している。日本がブラジルから輸入を始めればブラジル・バリューが上がるだろう。
鉄鉱石やセルローズの輸出が増えている。

 食料品の世界供給が可・
 大豆をはじめとしてオレンジジュース、鶏肉などの輸出が増えている。

 携帯もインターネットも普及度は高い
 特に銀行業務のインターネット化は進んでいる。最近は政府の証明書などのインターネット化が進んだ。
工業化が進んでいる
大衆用乗用車とその部品の生産が伸びてきた。携帯や家電製品も南米ではダントツになりつつある。

 マクロ経済も好転した
 インフレは年率1.5%(IGP)、貿易収支は448億ドル黒字、外貨準備は643億ドル、カントリーリスク指数299で最低記録、株式指数BOVESPAは最高記録、これだけを見ると優等生だが金利と税金が高い。金利は少し下がりつつあるが問題は政治と汚職と税金だ。GDPの40%を政府が取って、残りを銀行と資本家と経営者と従業員と部品供給者で分けなさいのマクロ経済だ。ただこれら問題は人為的なものだから将来改善される余地ありと期待できる。

 注目のインド
 元気が出てきたインド、BRICsはスペルの逆に発展するの説があるが、中国につぎ最近インドが注目され始めた。ダイヤモンド誌の「熱狂のインド」特集によると、インドは人口10億人世界2位だが50年後は世界一、GDPは6006億ドルで世界11位、経済成長率10%以上で30年後には日本のGDPを抜く、携帯電話4800万機(2004末)1億機になるのは時間の問題、経済活動人口は2億5000万人とブラジルと日本の総人口の合計近くあり、労働力は低コストで優秀、IT産業が育てた英語のわかる中産階級数は中国以上、医療施設良い、親日的民主主義国家、消費人口は数億人の市場である。商品が一発あたれば億単位で売れる市場として注目すべきである。
 なおBRICs経済研究所の門倉貴史レポートによると2035年にBRICsはG7のGDPを上回りそのときの世界のGDPランキングは1位米国、2位中国、3位インド、4位日本、5位はなんとブラジルというからブラジルもなかなかのものである。

 ネットの限界
 陰陽自然学の飯田先生によれば2008/2009に現在世界のすべてが大変革するという卵ェだが、ちょうどこの頃デジタル放送と壁型画面の普及、移動端末、高速双方向通信などでユビキタス時代に入りそうである。
 大変化は個人の時間の限界からの必然性から始まるかもしれない。例えばeメール、世はスピード情報時代、大変便利になったが、着信が多すぎて今日は眼を通す時間も無かったという人はすでに危険信号だ。限りなく安く、限りなく早く、この調子でメール量が増えていくと物理的限界が来る。日に8時間働くとして、飲まず食わずで480分しかない。開封返信にゆっくりと1通に5分かける人は96通でメール以外の仕事時間がなくなる。1分かかる人は480通入るとアウト、超スピード1件15秒で返信する人でも日に2000通以上になるともはや返信はできず、見るだけに1件5秒かかるとしても日に6000通以上はお手上げとなる。
 いくら価値ある情報が入っても見るひまがなくては意味がない。もっと怖いことは、この人はすでにメール以外の情報源、新聞雑誌などを含めて読むひまがなくなっているのだ。
この時間的限界がマスコミ・ネット文化の大変革の大きな山場となるだろう。 
 最近日本の子供が情緒的におかしくなり過激な事件が増えたのもゲームかネットに時間を取られすぎて他の良書や情緒的お稽古事をする時間が無くなっているためとみるべきだろう。当然教育の方針も手法も根本から変えていかねばなるまい。

 日系コロニアに思う
 文協の50周年論文が日系紙に発浮ウれたが、論文の基調は日本からの寄付で箱物を造ろうである。選者の思想でそうなったのかも知れないが、今までのコロニアの建造物事業は、寄付獲得迫ヘのある人をリーダーにして、政府や県や企業に寄付してもらって学校や体育館や講堂や県人会館を設立するというのが基本方針であった。厳しい見方をすれば、これは甘えの精神である。今もそれが正しいかどうか、その可柏ォをフィジビリテイー・スタヂイ風に追求してみよう。

 寄付資金源の現況
 日本が少子化の影響で学校経営が破綻しつつあり、政府としては義務教育の落Zまでカットして小さい政府にしようとしている。次に地方自治体は三位一体改革などの影響を受け自治体落Zは赤字に転落する可柏ォがある。大企業も地球規模のグローバリゼーションで極めて厳しい競争状態にあり、業績すなわち利益の追求は日ごとに厳しく、株主代舞i訟があるから社長の一存では寄付などできない状況になっている。進出企業も本社との連結決算の義務化などで、現地責任者の一存の寄付や投資は今後ますます困難になると考えられる。
一方コロニア企業はコーロル、レアルの両ショックで殆どの戦前移住者の企業は消滅し、また戦後移住者も高齢になっている。もはやその人の息子は通学しておらず、孫か、ひ孫が学齢となる年回りであるから寄付協力への動機が薄れることになろう。それでは二世三世の企業や個人で多額の寄付を出すところが存在するかというと極めて疑問である。

 日本語教育市場
 皆が案外、気がついていないのは、一世が減少すれば二世も減少している道理と、今後も増える可柏ォが無いことである。現在サンパウロの日語教育の先生はほとんど二世だが、従って先生も生徒も減少する傾向にある。結論としてマーケットは縮小を続けることになる。教育のマーケットとしてブラジルの日系コロニアを考えると、学齢期になるのは一世の孫、ひ孫が対象となると書いたが、この層がどれほど日語教育に興味を持つか、どうやって学校へ連れてくるかが問題である。

 教育と学校は別のもの
明治以来の基礎教育はまず学校建設に力を入れ、まず子供を学校へ行かすことからなされてきたが、元来教育はャtトで学校(建物)はハード、学校と教育は別のものである。学校は無くても教育はできるが、学校があれば教育ができることにはならないのである。すなわち現在はハードよりャtトの時代になりつつある。日本語教育と言っても、日本語を教える学校か日本語で教える学校なのかで性質は変わるが、いずれにせよ今より生徒数が増える可柏ォは少なく、学校経営を維持するのは一層困難になるだろう。

 建造物の維持と投資効果
 たとえ現在、寄付が獲得できて学校を建設したとしよう。それでは将来その運営維持ができるかというと、資金源、マーケットともに縮小するのであるからこれも極めて困難ということになる。現実にブラジル中に多数存在する県人会館、講堂、武道館などが、二世三世層が日本への出稼ぎに行ってしまい施設の使い手すらもなく、維持もできず、放置、閉鎖、身売りをするところも増えているのである。学校の場合も財政的に継続運営不可狽ニなれば、将来への日系コロニアへの迷惑遺産となる可柏ォの方が高い。学校以外にも箱物は記念碑案、文化会館案とあるが、記念碑は過去のノスタルデイだから地元で建造せねばならないがそのような高額寄付者が見つかるか疑問である。文化会館は日本文化の伝承の目的であれば本来は移民よりも日本政府の仕事であろう。
 以上悲観的なことばかり述べてきたが、それでは今何ができるかと考えると

 ネットワークと日語教育
 教育は、将来インターネットの対人通信教育システムが進化し、おそらく現在の下手な学校よりは高度なネット教育が可狽ノなるであろう。国境を越えて、教材や資料の供給も添削指導も可狽ノなる。ただしそのためには全日系人のメールの住所を把握しておく必要がある。

 130万コロニアのネットワーク穀z
 ブラジルの日系人は現在も増えつづけている。但し外国で勉学や勤務また日本へ出稼ぎに行った人も多く、ブラジル全土に分散し必ずしもサンパウロ一極集中ではない。コロニア社会は縮小しておらず、縮小しつつあるのは漢字の識字層である。日系社会はブラジル同化が始まっているのだから当然で、誇るべきブラジルの日系人として、百年祭をきっかけに日系人のルーツを求めたネットワークを穀zすることを提唱する。このインターネット時代にこれを使わない手はないだろう。今の時代なれば家族の誰かがインターネットを使っているだろうしまだ親が存命中に日系人を探し出して登録できるだろう。仮に30万家族が登録でも立派な日本ャTエテイが誕生する。一人が1ドル協力すれば30万ドルの基金になるから資金的にも問題なく、コロニア衰退にはならない。

 日系移民のルーツ、農業を見なおせ
 130万日系人が全ブラジル全世界に散らばっている時代に、日系コロニアで日伯の象徴とするべきものは農業と思う。ブラジルはやはり世界の農業国であり、日系移民のルーツは農業であるからである。残念なことにコチア産業組合は消滅したが、今一度、農業関連の食糧輸出基地を日伯両政府、総合商社や商工業にも協力してもらって建設する。品質検査、保存施設、積み出し施設、研究所などを集中し、日系議員全員の協力で政府にも働きかけ一大組織にするのである。将来の農務大臣は必ず日系から出すぐらいにすればよい。
 筆者は日本語学校校舎の建設には反対を楓セするが、農業関連の産学連携で、どこか大手の農業や牧畜水産関連企業が大学を建設し地域の気候適応と環境保全の研究所を建設するのに反対するものではない。日本の明治時代に渋沢栄一氏が一橋大学、早稲田、同志社大学などの創立に協力しているが他にも多くの有名大学が財界人と産業界の協力で創立されている。この産学連携の後押しがあるなれば目的あっての人づくりと学校運営継続も可狽ニなるからである。

山下晃明のブラジルで損せぬ法(219)
『実業のブラジル』誌に好評連載中(2006年2月号)
3月4月に為替が動くか
 リオはカーニバル
リオのカーニバル時期の暑さは格別だ。連休で排気公害が減るから連日40度以上、車のクーラーを入れると熱風が出て5分くらいは入れない。それでもそれほど湿気はない暑すぎて汗もすぐ乾くから慣れると野外は心地よい。心頭滅却火もまた涼しなど戯言を唱えて瞑想にふけるふり、とても瞑想などできない。
今年はモスクワがマイナス30度になったとか、新潟に4m以上雪が積もったとか、寒さも暑さも異常気象のオンパレード、気温が例年より10度差とか月間雨量が一日で降ったとか気象庁の全球異常気象監視速報を見ると驚くばかりである。

 3月4月に為替が動くかもしれない
 最近異常に高いレアルを是正しようとする動きがでている。1月末中銀は市中銀行のドルの買い持ち高の制限600万ドルを解除した。これは余剰ドルの分散になり、中銀のドル余りを緩和する効果がある。
次にFIESPやFUNCEXなどからレアルに平価価値(paridade)を持たせるのはドル余りの今がチャンスという声が出はじめた。
これは外国でドルと換金が可狽ネ実価値レートになるの意味である。またこの2日に締結されたアルゼンチンの入超保護政策協定で今後ブラジル工業のアルゼンチン戻りが起きて輸出が減ることが考えられること。
 もう一つ重要なことは10月の大統領選挙の立候補者が6ヶ月前公職を辞任する義務があり4月から選挙戦がスタートすることで海外にある選挙資金が戻り始めるが、政策的に少しでも高いレートで換金できるように画策するだろうの卵zである。

 風刺マンガに眼に角たてる国
 デンマーク、フランスなどの新聞がパレスチナの風刺マンガを掲載したことが世界的問題となっている。その反発でドイツ人が拉致された。パレスチナ自治区でイスラム教預言者ムハンマドの風刺漫画を掲載への反発が強まっている。ヨルダンでは漫画を転載した新聞の編集長が更迭された。
 インドネシアではイスラム過激派組織の告ャ員約100人が3日、ジャカルタ市内のデンマーク大使館が入居するビル前で抗議デモを行った。
 4日の報道ではシリアの首都ダマスカスで群衆数千人が市内のデンマーク大使館に殺到、一部が酷烽ノ押し入り、建物に放火しまたノルウェー大使館も焼き打ちに遭った。
 5日レバノンの首都ベイルートでデンマーク領事館に押し入り、放火した。デンマーク政府はシリア、レバノン在住の自国民に、ノルウェー政府もシリア在住の自国民に、それぞれ退去を命じた。
更にイランは掲載した欧州各国との通商取引の中止も視野に、経済関係の見直しとのことだ。たかが風刺マンガが世界的な問題にエスカレートしたものだが、一連の報道で感じるのは、イスラム世界は極めて異質で、和平はかなり難題であると再認識した。
イスラム諸国の国民はグローバル時代の世界から取り残されつつあるあせりと不満が高まっているように見受けられる。砂漠で緑が少ないところで育つと自然の恩恵や感性が受けられず性格が殺伐となる傾向があるという心理学者もいるが、カ−ニバルのごとく大衆のエネルギーを発散させるガス抜き策の必要もありそうだ。
なおインターネットなどでこのマンガは世界中に広まっておりもはや消すことはできない。この程度の風刺をはげしく弾圧すればイスラムの指導者は世界から蔑視されることになろう。 
またこのような不平不満分子が世界中に広まれば日本の首相の靖国参拝でも首相個人の問題ではなく、日本人旅行者が危険なめにあう恐れもあると時代の流れに恐怖を感じる。
なおブラジルは過去の経験より見て、もっと大人のように思う。1970年代の終わりごろ、ブラジルが軍政で言論統制のあったころ、学生が取締りで拷問にあったり、新聞記者が消え失せたりしていた時代にも新聞の風刺マンガはかなり辛らつなものでも許していた。マンガ家が逮捕された話は聞かない。さすがはピアーダの国と寛容さに感心したものだ。

 中国はGOOGLEの検索リンクを規制
 中国版GOOGLEの検索リンクの内容が自由すぎて、共産主義体制維持に支障ありとして政府が監視を開始しており、具合の悪いところへはリンクしないで止まってしまうようだが、これでも世界中のインターネット・リンクを完全に消すことは技術的に不可狽セろう。インターネットの前には政治主義の国境は意味がなくなる時代になる。  
一方イラクに鳥インフルエンザが入って1人死亡のニュースが報道された、情報閉鎖社会では実際にどれほどの人が感染しているのか不明のため心配だ。かりにこのビールスがイラク全土に蔓延したら、テロ支配の恐怖などは問題でなくなり、WHOなど外国の救助組織に救援を求めることになるだろう。
 鳥インフルエンザは人間が作った国境でくいとめることはできないから閉鎖主義も意味がなくなる時代となった。すなわち政治思想の垣根はインターネットや疫病の自然力が破壊することになると考えて良いのではなかろうか。

 映画「さゆり」を見た
 ブラジルでの映画評はもう一つだが、原作はアメリカで200万部売れたベストセラー「Memories of a Geisha」、監督はアカデミー賞6部門を受賞した「シカゴ」のロブ・マーシャルとそのチーム、プロジュサー兼総指揮がスピルバーグである。 ヒロインは「LOVERS」のチャン・ツィイー。
 ヒロインが思いを寄せる会長役に、「ラスト・サムライ」の渡辺謙。さゆりを導く芸者豆葉役に「グリーン・デスティニー」のミシェル・ヨー。さゆりに敵愾心を抱く芸者初桃役に、中国映画界のトップ女優であるコン・リー。さゆりの置屋仲間のおカボ役には工藤夕貴。また、さゆりに心惹かれる客役で役所広司、置屋の女将役に桃井かおり。さゆりの子供時代は大後寿々花。
 原作も監督もアメリカ人で日本人は5人しか出演していない、中国では上映禁止になったというが中国人俳優が芸者役になった以外には、べつに中国を批判したところはなかった。
 見所はカメラの日本の景色の色の見事さ、ヒロイン・チャン・ツィイーの都踊りでの迫力ある踊り、欠点は戦前の日本の風景を撮影するところが無かったか中国のような場所が使われていること、日本人としてみると先輩のいじめの陰湿さの阜サがいまいち迫力に欠けるのと、戦中戦後の生活の悲惨さの阜サが弱いが、米国人の作った国際娯楽映画だから仕方ない。
 全体としては悪意なしに日本の美と繊細さを阜サしており、大変面白く一見の価値がある。大後寿々花の子役も良かった。日本人俳優もたいしたものである。

「ゆっくリズム」のすすめ
 日系新聞に新年の「日本人への提言」と大それたタイトルで「たまには何もしないで一日過ごしてみよう。終日海岸で波の音を聞こう。終日ぬるま湯温泉で過ごそう。終日雪景色をながめよう。酒があるといいな。」などと寄稿したら、ブラジルに2500平米の別荘を作って半年毎に行き来してすでにそれを実践している長崎在の人からの賛意があったのには驚いた。
 また「職人のこだわり精神を続けるが肝要」と書いたのに対し、風光明媚な神戸に住む人から日本で育てばこそ「四季のなど気候と風景に培われた感性」を持てるのだというコメントがきた。また「日本人は元来そんなに効率の良い人種だったか」と書いたことに対し以前ブラジルにいた東京在の人から「効率は正しいことだと思います。
しかし、狭い了見での効率は、非効率なのだと思います。従来文様の多い縄文土器はすっきり弥生土器よりも劣っていると思われてきました。
 ところが最近の研究で、縄文時代には一日一時間も狩猟をすれば食べていけたのに、弥生時代は農耕が一般化したため、耕し・草取りなどで拘束時間が多くなり、8時間も働かなくてはならなくなり、模様を考えてつける時間がなくなったというのです。効率とは人間性を最大限発揮することなのですね!」

 日本の政治・陰陽自然学飯田先生のコメント
 本誌昨年五月号に、小泉首相の近未来に関して次のように発浮オた。「日本の小泉首相は巳年の丑月生まれで、酉年の酉月(2005年の九月…衆議院選挙圧勝)、すなわちこの九月が氏の運命終着点である。任期が来年の九月まであるが、そこまでやれば死に体となる運命だ。
 早々に辞任すれば彼にとって吉」。徐々にそのような状況になってきている。圧勝したのが運命終着点とは、誰が卵zしただろうか。これを発浮オたのは、昨年四月であったが、そのころ、氏は確か七割前後の超高支持率であったと記憶している。
これは、「LIFE GUIDE 2004」でも発附マみで次の書き添えもある。「安倍晋三氏は、小泉首相の当面の救いだが、力不足・先細りが当初から懸念され、当初の人気に反して頂上まで登り詰めるのは至難」……
 小泉首相が四月に引退しても驚かないが、後継者は、麻生さんは靖国問題で天皇を持ち出してレースから後退。福田さんには信頼感があるが、楓は嫌いかな。谷垣さんは大柄ではないが、顔がなかなか凛々堂々だ。
 今年のブラジルの大統領選挙でルーラがどうなるかの卵zも興味深々だ。候補者が出揃ったら飯田先生に伺ってみることにする。




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