サンパウロ大学構内で戦後移住50周年記念植樹協力者記載記念碑の再除幕
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戦後移住50周年記念祭委員会が中心ななり2003年に桜とイッペーの木を植樹しましたが、私が訪日時にこの植樹事業に協力頂いた海外居住者リストに46桐井 加米彦、52栗本 克彦、64阪口 健吉、65坂本 翼、71佐藤 征夫、83関 計比児、85勢古口 順、161松田 浩の8人の方の名前が含まれた記念プレートが3月に剥がされてしまっていたそうですが今回10月27日に無事新しいプレートを付けた記念碑が高台の夕陽が丘から柵のある体育学部に移されて再序幕式が行われたとの記事がサンパウロ新聞とニッケイ新聞に報道されていました。
僚友滝谷 英一さんにお願いしてこの盗まれた記念プレートを見にサンパウロ大学まで出かけ上記各氏の名前を確認に出かけました。夕陽が岡に映えた記念碑は道路から少し入った場所に設置されており心無い人の犠牲になってしまったようです。新設置場所に確認に出かける積りですが、写真は、1月15日に古い夕陽が岡の記念碑前での滝谷さんと一緒に撮った一枚を使用しました。
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碑も新たに気持ちも新たに USPの記念碑再建除幕 移住者協会 管理保全も考慮、場所移動 サンパウロ新聞
戦後移住五十周年記念祭委員会(中沢宏一委員長)が中心となり、戦後移住五十周年事業の一環として、二〇〇三年に桜、イッペーなど約五千本を植樹したことを記念してサンパウロ大学(USP)に建設された記念碑がこのほど再建され、十月二十七日、その除幕式がUSP体育学部(CEPEUSP構内)で行われた。
石板に銀板が表裏に二枚埋め込まれた記念碑はもともと、USPの『コリーナ・ポリ・ド・ソル(夕陽の丘)』と呼ばれる大学構内の高台に位置していた。
しかし、半年ほど前に樹の手入れにUSPを訪れた人が二枚の銀板のうち一枚が盗まれていることに気がついた。
そのため、盗まれた銀板と同様のものを製作し、また記念碑の場所も安全性を考慮し、夕陽の丘から周囲に柵が設置されているCEPEUSP構内に移動。
そして、十月二十七日に無事に再建した記念碑の除幕式を迎えるに至った。
晴天となった除幕式には、記念祭委員会を母体としたブラジル・ニッポン移住者協会の小山昭朗会長とその関係者、中沢委員長(当時)、西林万寿夫聖総領事、上原幸啓日本ブラジル文化協会会長、酒井清一援協会長、加藤恵久県連会長代理らが出席したほか、植樹に協力したUSP学園都市のアジウソン・デ・カルバーリョ市長ら約三十人が参加した。
USPの植樹記念碑を再建=ブラジル・ニッポン移住者協会=総領事ら迎え完成除幕式=「USPを花見の名所に」 ニッケイ新聞
ブラジル・ニッポン移住者協会(小山昭朗会長)は、戦後移住五十周年のメイン事業として行った植樹キャンペーンの記念碑を再建した。設置されたサンパウロ大学体育学部(CEPEUSP)内で、二十七日、完成除幕式が開かれ、植樹された桜の手入れを行ってきた関係者や来賓など約三十人が訪れた。「百周年につながるような五十周年に――」。記念碑が完成し、そんな思いを込めて植樹された木の手入れにも一層力が入るようだ。
二〇〇三年の戦後移住五十周年を記念した植樹キャンペーンでは、戦後移住者団体が中心となって同年六月から半年以上かけて、サンパウロ市内六カ所に三千二百本、他にも二千本の植樹を行った。「日本とブラジル」を象徴して、桜を八割、二割はイッペーの木を植えた。植樹の記念碑は、通称「夕陽が丘」と呼ばれる、同大学内の高台に設けられた。
ところが、今年の三月ごろ、木の手入れを行っていた移住者協会の有志が記念碑のいたずらを発見。裏側にあった貢献者一覧のアルミ板がはがされ、表側の日の丸の赤色にも傷がつけられていた。
「なんとかしなければ、と話し合いまして」と、小山会長。入校するのに身分証の提示が求められるCEPEUSPの管轄地内に記念碑を移動。はがされた板を新たに作り直した。
当日は式典の二時間前から、有志らが大学校内に植えられた桜の手入れを行った。植樹以来、月に一度ずつだったが、これからは夏に向け、月に二度手入れを行っていくという。
晴天に恵まれた除幕式には、西林万寿夫在サンパウロ総領事、アジウソン・カルバーリョ・サンパウロ大学都市長、上原幸啓文協会長、加藤恵久県連副会長、酒井清一援協会長らが出席。
カルバーリョ都市長は「これらの木は二国のシンボル」と話し、西林総領事も「学生の一割を日系が占めるUSPに記念碑があることは好ましい。日伯交流のシンボルとなるだろう」と祝辞を述べた。除幕式では記念に、五本の桜が新たに植えられた。
USPが率先して桜に堆肥をやり、「農業エキスパート」の移住者協会有志らが枝の手入れをしていく。小山会長は「訪日した際には「日本桜の会」を訪ね、肥料のやり方、手入れの方法を教わっています」という。このほど「成長には土壌が大事だから」と校内四カ所で土壌検査が実施された。
「いつか木に花がついたら、USPは一面の桜で、サンパウロ一の花見の名所になりますよ」と小山会長は笑顔を見せていた。
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